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森絵都『風に舞いあがるビニールシート』

風に舞いあがるビニールシート
風に舞いあがるビニールシート森 絵都
文藝春秋 2006-05
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おすすめ平均 star
star挑戦者としての生き方
star2000年代の市井小説
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愛しぬくことも愛されぬくこともできなかった日々を、今日も思っている。大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語。

“第135回直木賞のノミネート作品を読む”の第2回目。本命らしい絵都さんの作品を読書。
「器を探して」「犬の散歩」「守護神」「鐘の音」「ジェネレーションX」それに
表題作「風に舞いあがるビニールシート」の6編収録の短編集です。
えええええっと。絶賛されている方の感想ばかり見かけるんですが、
表題作はともかく、その他の5編の作品がまったくダメダメ。私には合いませんでした(汗)。
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author: 七生子
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望月あんね『グルメな女と優しい男』

グルメな女と優しい男
グルメな女と優しい男望月 あんね
講談社 2005-07
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おすすめ平均 star
star加速度的におもしろくなる。
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人を好きになることは極上の料理より美味しい。
食いたい。食いたい。食いたい。食いたい。食いたい。食いたい。愛したい。愛したい。愛したい。愛したい。世界で一番大切なものは、食い気と色気だと気がついちゃったけど、どうしよう……!群像新人文学賞受賞!

『愛の島』(感想)がとにかくぶっ飛んだトンでもないお話で、
そのぶっ飛び具合が妙に気に入っちゃった望月あんねさんのデビュー作で、
第48回群像新人文学賞優秀作の受賞作です。
うーむ。デビュー作からして、ぶっ飛んだ物語だったのですね。
「こんなヤツ、ぜーったいに居ないってば(苦笑)」
そう思うのに、歯切れが良くてリズミカルな文章によって、時には辛辣に、
時にはコミカルに、時には切なく描き出される作品世界とユニークな登場人物らに、
いつの間にか、親しみさえ感じるように。
切ないんだけど、でもなんともいえないおかしみがあって、読んでて楽しかったです。
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author: 七生子
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柴崎友香・田雜芳一『いつか、僕らの途中で』

いつか、僕らの途中で
いつか、僕らの途中で柴崎 友香 田雜 芳一
ポプラ社 2006-02
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「こんにちは、お元気ですか? そちらは、桜はどうですか?」 書いた手紙がまだ届いていない、空白の、でも幸せな時間に、相手が普通に暮らしている。京都と山梨、遠く離れて暮らすふたりの「往復書簡」ストーリー。

京都と山梨、遠く離れてそれぞれの日常を過ごす恋人同士の1年を、
二人が交わす往復書簡によって抑えて淡々と、でもとても切なく優しく綴った物語。
近況を綴りながらも、さりげなく相手のことを思いやったり、
時には漠然とした不安が顔を覗かせる手紙の文面の部分と、
田雜芳一さんによる淡く儚い感じのイラストのバランスが絶妙で、
まさに絵物語といった雰囲気。
時にはイラストが、言葉にならない想いを雄弁に切々と、語りかけてくれます。

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author: 七生子
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冨士本由紀『圏外同士』

圏外同士
圏外同士冨士本 由紀
集英社 2006-04
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セクハラという言葉さえ通じない!?
デザイナーへの夢を捨てきれない乃絵と、彼女を愛人にしたい雇われ社長の蕪木。人生の大逆転を夢見る二人が、同じ職場で働いたら? ユーモアとウィット溢れる、働く大人のためのコメディ。

お・も・し・ろ・かった〜♪
今まで読んだ冨士本作品はビアンものだったり、ざらついた読了感が残るようなアクの強い作品ばかりだったのに対しこの作品では、シニカルな人間観察がそのまんま笑いへ転じるような、なんとも言えないおかしみ(とちょっぴりの悲哀)があって、冨士本さん、一皮剥けた感じ。
ただおかしみがあるだけじゃなく、人間ってヤツは、諦めさえしなければいくつになっても夢を追えるんだ!頑張れ!と、ポンと背中を押して貰った気分にもなります。
勇気とやる気を貰って、パワー全開、前向きな気分で本を閉じられるのがいいですね。
人間万事塞翁が午という言葉は、まさに乃絵と蕪木のためにあるんじゃないかしら?
圏外同士だった乃絵と蕪木が圏内同士になって巻き起こる喜悲劇は、決して他人事じゃない。きっと読者にも跳ね返り、何かしら感じるモノがあると思います。
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author: 七生子
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望月あんね『愛の島』

愛の島
愛の島望月 あんね
講談社 2006-04-21
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誰でもが夢見る島がある。その島は優しくて幸せに満ちている。お金よりも、恋よりも、一番大事なものって?三人の女の子たちの七転八倒、夢の果てへの物語。

うわ〜!むちゃくちゃな作品だ〜。
ストーリ展開もむちゃくちゃだし、登場人物みーんながむちゃくちゃ(笑)。
でも次第に、何がページの先に待ち受けているのかのドキドキハラハラ感と
刹那的疾走感がたまらなくクセになるのよね。ついハマって、一気読み。
「そんな馬鹿な!」読み終えて唖然としたけど、
ヘンな魅力がある作品でした(笑)。望月あんねってクセになりそう(笑)。
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author: 七生子
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平安寿子『センチメンタル・サバイバル』

センチメンタル・サバイバル
センチメンタル・サバイバル平 安寿子
マガジンハウス 2006-01-19
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独身で働き続け48歳となった叔母。その家に家事一切を引き受ける条件で家賃なしで同居することになった「るか」24歳。恋愛に仕事、将来など、理想と現実のはざまで揺れ動くガールズライフを描いた、いま注目の作家の最新長編。

2年に渡って全21回「ウフ.」で連載していた物語を、単行本としてまとめたもの。
そのせいか、各章がそれぞれ1話完結してるかのようで、
「るかの成長」という全体を通じての流れがやや希薄な印象を受けたけど、
叔母龍子を始めとする人物の配置も抜群に巧く、物語の大半を占める会話も絶妙で、
最初から最後まで楽しく、にまにましながら読みました。
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author: 七生子
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飛鳥井千砂『はるがいったら』

はるがいったら
はるがいったら飛鳥井 千砂
集英社 2005-12
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気が付けば他人のファッションチェックまでしている、完璧主義者の姉。何事も、そつなくこなすが熱くなれない「いい子」な弟。二人の間に横たわるのは、介護され何とか生きる老いぼれ犬。どこかが行き過ぎで、何かが足りない姉弟の物語。第18回小説すばる新人賞受賞作。

タイトルのように、4月半ばからゴールデンウィーク明けまで1ヶ月弱の「春」を描いた物語です。
何かと慌しく変化の季節が春だけど、まさしくその通り!なんですよね〜。
園と行、正反対のようでどっか似ている姉弟の日常を
春のぬくぬくした暖かい陽射しのように、まったりと描いた青春小説。
第18回小説すばる新人賞受賞作です。
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author: 七生子
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高瀬ちひろ『踊るナマズ』

踊るナマズ
踊るナマズ高瀬 ちひろ
集英社 2005-12
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水口さんはゆっくりと一息つき、かつてこの村の沼近くで、まぐわう男女があった、とさらりと言ってのけたのだった…。エロティックなナマズ伝説と、幼い2人の恋心がクロスする、新感覚の恋愛奇談。

タイトルからして、とてもヘンテコな作品だ。
「踊るナマズ」…もしかしてコメディ?一体どういう話なのかしら?
第29回すばる文学賞受賞作ということで手に取ったものの、
頭の中をはてなマークでいっぱいにしながら、読み始める、、、。
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author: 七生子
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三崎亜記『バスジャック』

バスジャック
バスジャック三崎 亜記
集英社 2005-11-26
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奇想炸裂の快作から、胸を打つラブストーリーまで。日常を揺るがす驚きと感動の全7編。表題作のほか、「二階扉をつけてください」「しあわせな光」「二人の記憶」「雨降る夜に」「動物園」「送りの夏」を収録。

直木賞候補作にもなった『となり町戦争』がイマイチだった私(苦笑)。
この『バスジャック』を絶賛する人の感想を幾つも読んで、
期待に胸弾ませながら読んだのだけど…うーんうーんうーん。
うすぼんやりして模索してたみたいな『となり町戦争』より、方向性が出てきたというか
輪郭がはっきりしてきたのは認めるものの、今ひとつ、私の琴線を揺らすまでには
行かなかったなあが正直なところ(かすめてはいるけど)。
作品に感じてしまった傷をもひっくるめて「すっげーいいよ!面白い!」と云えるほど、
魅力的な作品だとは思わなかったのよね、私は。アイデアは秀逸なのに。
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author: 七生子
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中村航『100回泣くこと』

100回泣くこと
4093861544中村 航
小学館 2005-10
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おすすめ平均 star
starきちんと消化できること
star生活について振り返る
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今最注目の野間文芸新人賞作家最新恋愛小説
実家で飼っていた愛犬・ブックが死にそうだ、という連絡を受けた僕は、彼女から「バイクで帰ってあげなよ」といわれる。ブックは、僕の2ストのバイクが吐き出すエンジン音が何より大好きだったのだ。4年近く乗っていなかったバイク。彼女と一緒にキャブレターを分解し、そこで、僕は彼女に「結婚しよう」と告げた。彼女は、1年間(結婚の)練習をしよう、といってくれた。愛犬も一命を取り留めた。愛犬→バイク修理→プロポーズ??。幸せの連続線」はこのままどこまでも続くんだ、と思っていた。ずっとずっと続くんだと思っていた。精緻にしてキュート、清冽で伸びやか。今、最注目の野間文芸新人賞作家が放つ恋愛長編。

以前読んだ青春小説『ぐるぐるまわるすべり台』(感想はコチラ)が良かったし、
「著者初の恋愛小説らしい」にそこはかとかく期待感を持って読み始めたんだけど、
タイトルの「100回泣くこと」が、まんま「100%ピュアな恋愛小説」と置き換え可能な
恋愛小説の王道を行く恋愛小説でした。
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author: 七生子
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どこまで行ったらお茶の時間

本を買うのも読むのも借りるのも大好き!
とにかく本が好きな私七生子が、読了本の感想など綴ってます。
ドンナ・マサヨの悪魔 六本指のゴルトベルク 遠くの声に耳を澄ませて 恋細工 ジョーカー・ゲーム きりこについて 山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)