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曽根圭介『鼻』

4043873018鼻 (角川ホラー文庫 127-1)

曽根 圭介

角川書店 2007-11


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第14回日本ホラー大賞小説大賞短編賞を受賞した「鼻」を含め、
3編収録された短編集。
ものスゴイ!!!直前に読んで、まだ体の中に残っていた恒川作品の
美しくも静謐な余韻が、一瞬にしてぶっ飛んだ。
どれも強烈なインパクトと破壊力のある作品ばかりだった。
うううう。めっちゃ好みかも!

JUGEMテーマ:読書
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author: 七生子
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桐生祐狩『川を覆う闇』

川を覆う闇
川を覆う闇桐生 祐狩
角川書店 2006-05
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潔癖と不浄の間に立ち現れた「汚穢に満ちた世界」。異能の作家、渾身の長編
警備会社に勤務する土岐が依頼されたある女性の捜索。女が住んでいたマンションの一室は、集積したゴミが汚泥化した、想像を絶する汚濁の部屋だった。健康と潔癖への信仰と狂気を炙り出す傑作ホラー長編!

返却期限が迫っている図書館本をほったらかして、
つい最近入手した桐生祐狩『川を覆う闇』を読んじゃいました。
かっこーさんのエントリでナスティ・ホラー(「ナスティ」とは
「吐き気をもよおすほど汚らしい」とか「淫猥」「悪趣味」「下劣な」といった
意味合いで使われる形容詞だとか)だと知り、どんなものかと期待してたんですが、
いや〜半端じゃないほど、凄かった。
臭いつきの本じゃなくて、ありがとうと神様に祈りたくなるぐらい(笑)。
臭わないと判っていても、思わず鼻をつまみながら読みたくなる(笑)、
臭覚と視覚を強烈に刺激される最高にエキサイティングなホラー小説でした♪
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author: 七生子
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森山東『デス・ネイル』

デス・ネイル
デス・ネイル森山 東
角川書店 2006-05
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ネイリストを目指す奈々子はボランティアで老人ホームを訪れ、かつ江という老婦人の爪を美しくマニキュアした。数週間後、かつ江が亡くなったという知らせとともに、遺品の眼鏡が奈々子のもとに届けられる。奈々子がその眼鏡をかけると不思議な映像が見え、奈々子を窮地から救い、導いてくれた。かつ江の眼鏡を武器に、一躍カリスマネイリストへの道を歩み始めた奈々子だったが―。日本ホラー小説大賞短編賞受賞作家の待望の作品集。

第11回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した森山東の第2短編集で、
「デス・ネイル」「幸運を呼ぶ魚」「月の川」「感光タクシー」の4編が収録。
前作『お見世出し』が受賞作絡みなのか、“京都”を前面に出した作品集だったのに対し、
特に作風を揃えている…という感じは受けなかったかな。
ただどの作品も起承転結のメリハリがついているから、
オチで来ると頭では判っていても、やっぱり怖かった〜(汗)。ぞわぞわぞわっ。
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author: 七生子
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加門七海『怪談徒然草』

怪談徒然草
怪談徒然草加門 七海
角川書店 2006-03
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作家加門七海が、本当に体験した怪異譚を語る
両国・震災慰霊塔に関わる話、重慶の旅館で出会った死神の話、二人の死者がでていた町工場での体験談など、本当に起きた数々の体験談を語った話題の怪談集を文庫化!

伝奇小説家にしてオカルトに造詣が深い、いわゆる「見える人」である加門七海が語る
今までに自分が体験してきた不可思議な体験の数々。
帯に
この世でいちばん怖いのは、本当にあった話です。

とあるけど、読み終えた人はみな、うんうん頷いて深く納得するんじゃないかしら?
怪談話らしからぬあっけらかんとした語り口で語られる物語の数々は
実体験の重みもあって、どれも半端じゃなく怖いです。
曖昧が曖昧のまま。納得のいくオチが必ずしもつかない恐ろしさ。
よく出来たホラー小説がどんなにか怖かったとしても、所詮は作りもの。
こんな話を聞かされると、現実には敵わないよなあと痛感しちゃいます。
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author: 七生子
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岩井志麻子『合意情死』

合意情死
合意情死岩井 志麻子
角川書店 2005-09
売り上げランキング : 93,235
おすすめ平均 star
star岡山は恐くていいなぁ。
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あなたの周りにもきっといる。小市民のおぞましさと滑稽を描く好短編集。
片田舎のせせこましい職場で小さな権力をふりかざす小役人、目立った容貌もなく、地味なのにどこか鬱陶しい女など、思惑と欲望が複雑に絡み合う小市民たちの葛藤を、滑稽と恐怖のなかに描いた好短編集。

やっぱり岩井志麻子の岡山ものはいいなあ。
彼女ならではの味がある独特の世界に魅了されて、つい引き込まれて読んでしまう。

運命の女(ファム・ファタール)に我を忘れて逆上せてしまった挙句に、
とんでもない目に合わされてしまったり、のっぴきならない状況を自ら招いてしまったり。
そんな小ずるいくせに気弱で矮小さが透けて見える男たちの嫌らしさ描いた物語が5編収録。
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author: 七生子
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あせごのまん『余は如何にして服部ヒロシとなりしか』

余は如何にして服部ヒロシとなりしか
4043806019あせごのまん

角川書店 2005-11-10
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第12回ホラー小説大賞短編賞受賞作!
同級生の姉に連れられて訪れた古い家屋。軒下には文化祭のセットで作ったはりぼての風呂。彼女はここで汗を流せと自ら服を脱ぎ始める。グロテスクな不条理の世界が選考委員の度肝を抜いたホラー大賞短編賞受賞作!

“グロテスクな不条理の世界”だと聞き、
ものすご〜く期待していた「服部ヒロシ」をさっそく読了。
4編収録の短編集でした。
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author: 七生子
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行川 渉(諸星 大二郎/原作)『奇談』

奇談
404294504X行川 渉 諸星 大二郎
角川書店 2005-10-25
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諸星大二郎の傑作コミック「生命の木」を原作に世にも奇妙な奇跡を描く!
子供の頃の失われた記憶を求めて「隠れキリシタンの村」を訪ねた大学院生・佐伯里美が、聖書異伝を研究するために村を訪れていた民俗学者・稗田礼二郎とともに遭遇した世にも奇妙な奇跡を描くダークファンタジー!

ついに「みんな ぱらいそさいくだ」が映像化されるのね(感涙)。<公式HP
残念ながら映画は見に行けそうにないので、映画のノベライズで我慢我慢。
つい最近刊行されたばかりの『奇談』をさくさくと読んじゃいました。
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author: 七生子
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福島サトル『とくさ』

とくさ
とくさ
福島 サトル

第11回日本ホラー小説大賞短編賞佳作を受賞した表題作など4編を収録。
21世紀のこの世の中を舞台にしたホラーというよりも、
昭和の時代の、どこか懐かしい光景を思い出させる怪談・幻想小説の
趣がある。ええ。かな〜り私好みです(*^^*)。

いつの間にか、自分が知覚している世界が、捻じ曲がりゆがんでゆく恐怖。
現実なのか、それとも狂気が引き起した幻覚なのか。
その境目がだんだん曖昧になっていって、終いには飲み込まれてしまう。
主人公を苛む幻覚に、一緒に神経ピリピリ尖らせながら読んでいたかも。

4編の中では、もしかして「とくさ」の前日談?の「犬ヲ埋メル」が好み。
知らないうちに現実を踏み外し、異界に紛れ込んでしまった主人公が辿る
奇妙でオドロオドロシイ一夜の冒険譚なのだけど、
モノトーンの色調の中で異界が、原色の禍々しい輝きを放っているのが強烈。
ううう。こんなん見せつけられたら、発狂しちゃうよぉ(汗)。

今後の活躍がとても楽しみな作家さんを見つけて、とても嬉しい♪
次回作も楽しみ楽しみ(*^^*)。
author: 七生子
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森山東『お見世出し』

お見世出し
お見世出し
森山 東
京都の花街で繰り広げられる、雅やかで哀しい恐怖譚。

第11回日本ホラー小説大賞短編賞受賞の表題作に
2編を加えた珠玉の短編集。
“京都の花街を舞台に、舞妓がはんなりした京言葉で語る身の上話”から、
同じく方言である岡山弁を駆使し、独特の妖しの世界を紡ぎ出した
岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』をつい連想してしまうのだが、
あれほどまでに凄みのある物語ではないものの、
華やかな花街の裏側で蠢く生身の人間同士の愛憎が引き起こした恐怖譚を
つい怖いもの見たさで最後まで読ませてしまう上手さがある。
京言葉での怪談話。
ありそうで、今までなかったのかしら、、、。

伝統が今も息づく京都の花街。
この「伝統・因習を守り受け継ぐ」風習が、これ程までの恐怖を引き起すとは。
鬼や幽霊も確かに恐ろしい。だけど…
やっぱり生きている人の心が一番恐ろしい。ぶるぶる。
収録された3編の内、「お化け」が私の好み(*^^*)。
だけど最後の言葉に、思わず背筋がぞぞぞぞぞぞぞぞーーーーーっ。怖っ。
author: 七生子
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どこまで行ったらお茶の時間

本を買うのも読むのも借りるのも大好き!
とにかく本が好きな私七生子が、読了本の感想など綴ってます。
ドンナ・マサヨの悪魔 六本指のゴルトベルク 遠くの声に耳を澄ませて 恋細工 ジョーカー・ゲーム きりこについて 山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)