2007.12.05 Wednesday
曽根圭介『鼻』
鼻 (角川ホラー文庫 127-1) 曽根 圭介 角川書店 2007-11 by G-Tools |
第14回日本ホラー大賞小説大賞短編賞を受賞した「鼻」を含め、
3編収録された短編集。
ものスゴイ!!!直前に読んで、まだ体の中に残っていた恒川作品の
美しくも静謐な余韻が、一瞬にしてぶっ飛んだ。
どれも強烈なインパクトと破壊力のある作品ばかりだった。
うううう。めっちゃ好みかも!
JUGEMテーマ:読書
本を買うのも読むのも借りるのも大好き!
とにかく本が好きな私七生子が、読了本の感想など綴ってます。
鼻 (角川ホラー文庫 127-1) 曽根 圭介 角川書店 2007-11 by G-Tools |
川を覆う闇 | |
桐生 祐狩 角川書店 2006-05 売り上げランキング : 48140 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
潔癖と不浄の間に立ち現れた「汚穢に満ちた世界」。異能の作家、渾身の長編
警備会社に勤務する土岐が依頼されたある女性の捜索。女が住んでいたマンションの一室は、集積したゴミが汚泥化した、想像を絶する汚濁の部屋だった。健康と潔癖への信仰と狂気を炙り出す傑作ホラー長編!
デス・ネイル | |
森山 東 角川書店 2006-05 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ネイリストを目指す奈々子はボランティアで老人ホームを訪れ、かつ江という老婦人の爪を美しくマニキュアした。数週間後、かつ江が亡くなったという知らせとともに、遺品の眼鏡が奈々子のもとに届けられる。奈々子がその眼鏡をかけると不思議な映像が見え、奈々子を窮地から救い、導いてくれた。かつ江の眼鏡を武器に、一躍カリスマネイリストへの道を歩み始めた奈々子だったが―。日本ホラー小説大賞短編賞受賞作家の待望の作品集。
怪談徒然草 | |
加門 七海 角川書店 2006-03 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
作家加門七海が、本当に体験した怪異譚を語る
両国・震災慰霊塔に関わる話、重慶の旅館で出会った死神の話、二人の死者がでていた町工場での体験談など、本当に起きた数々の体験談を語った話題の怪談集を文庫化!
この世でいちばん怖いのは、本当にあった話です。
合意情死 | |
岩井 志麻子 角川書店 2005-09 売り上げランキング : 93,235 おすすめ平均 岡山は恐くていいなぁ。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
あなたの周りにもきっといる。小市民のおぞましさと滑稽を描く好短編集。
片田舎のせせこましい職場で小さな権力をふりかざす小役人、目立った容貌もなく、地味なのにどこか鬱陶しい女など、思惑と欲望が複雑に絡み合う小市民たちの葛藤を、滑稽と恐怖のなかに描いた好短編集。
余は如何にして服部ヒロシとなりしか | |
あせごのまん 角川書店 2005-11-10 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
第12回ホラー小説大賞短編賞受賞作!
同級生の姉に連れられて訪れた古い家屋。軒下には文化祭のセットで作ったはりぼての風呂。彼女はここで汗を流せと自ら服を脱ぎ始める。グロテスクな不条理の世界が選考委員の度肝を抜いたホラー大賞短編賞受賞作!
奇談 | |
行川 渉 諸星 大二郎 角川書店 2005-10-25 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
諸星大二郎の傑作コミック「生命の木」を原作に世にも奇妙な奇跡を描く!
子供の頃の失われた記憶を求めて「隠れキリシタンの村」を訪ねた大学院生・佐伯里美が、聖書異伝を研究するために村を訪れていた民俗学者・稗田礼二郎とともに遭遇した世にも奇妙な奇跡を描くダークファンタジー!
京都の花街で繰り広げられる、雅やかで哀しい恐怖譚。