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小川洋子・樋上公実子『おとぎ話の忘れ物』

おとぎ話の忘れ物
おとぎ話の忘れ物小川 洋子 樋上 公実子
ホーム社 2006-04
売り上げランキング : 25123
おすすめ平均 star
star現代の、大人の「おとぎ話」
star静かな残酷さ
star甘くて怖くて
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忘れられたおとぎ話の中で、オオカミは腹を裂かれ、少女は行き先を見失う。画家・樋上公実子のイラストをモチーフに、作家・小川洋子が紡ぎだした残酷で可憐な物語。書き下ろし競作集。

世界各地から集められた“忘れ物のおとぎ話”を本にして、
本棚に並べている「忘れ物図書室」。
その「忘れ物図書室」に所蔵されている本の中から紹介される4編の物語。
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author: 七生子
作家あ行(小川 洋子) | permalink | comments(2) | trackbacks(0)
 
 

小川洋子『ブラフマンの埋葬』

ブラフマンの埋葬
ブラフマンの埋葬
小川 洋子
 夏のはじめのある日、ブラフマンが僕の元にやってきた。
 朝日はまだ弱々しく、オリーブ林の向こうの空には沈みきらない月が
 残っているような時刻で、僕以外に目を覚ました者は誰もいなかった…。
 心の奥に届く忘れられない物語。



ブラフマンと僕が過ごしたかけがえのない静かで美しい時間を
共に味わい、感じるべき物語なのだと思う。

題名が全てを語っているように、
別れのその「時」がやってくるというのは明らかだ。
舞台となる村の過去 ― 石棺を作り、死体を埋葬してきた ― からして、
「死」の存在が作品に、どうしても消えない暗い影を投げかけているもの。
(僕の想いを知り、翻弄する雑貨屋の娘(恋人がいるのに)の存在もね)

だからこそ、生の魅力に満ち溢れたブラフマンは光り輝いて見えて
たまらなく愛しいという感情をかき立てられたのかもしれない。

感情を表さないよう努めているかのような押さえた文章だけど、
それが、最後になって、悲劇性を高めるのにとても効果的なのだなと知った。
季節の移ろいと共に訪れた、ブラフマンの死。
別れ、そして喪失の哀しみを共に感じて、ええ。泣きましたとも。泣かされました。


それにしてもブラフマンってどんな森の動物だったのだろう?
オコジョ?それともイタチ?
映像化したら、とても綺麗だろうとは思うけど、
でもブラフマンが特定されてしまうのは、ちょっと嫌かもしれない。
author: 七生子
作家あ行(小川 洋子) | permalink | comments(10) | trackbacks(2)
 
 

どこまで行ったらお茶の時間

本を買うのも読むのも借りるのも大好き!
とにかく本が好きな私七生子が、読了本の感想など綴ってます。
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