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矢崎存美『ぶたぶたと秘密のアップルパイ』

4334743498ぶたぶたと秘密のアップルパイ (光文社文庫 や 24-5)
矢崎 存美
光文社 2007-12-06
by G-Tools

イラストレーター森泉風子は、不思議な会員制喫茶店への特別招待券を手に入れた。そこでは、誰にも話せない秘密をひとつ、店員に話さなくてはいけないというのだ。その店員というのが…見た目は可愛いぶたのぬいぐるみだが、中身は心優しき中年男・山崎ぶたぶただった。客たちはみな、ここで心の荷物を下ろし、新しい人生へと踏み出す勇気をもらってゆく―。

待ってました!一年ちょっとぶりの山崎ぶたぶたの物語の最新作。
この物語でのぶたぶたは、謎の会員制喫茶店の店員さん。
美味しい珈琲はもちろんお手製のケーキで、訪れる客をもてなしてくれる。
自慢の絶品アップルパイ目当てに訪れる客達は、
実は他人には言えない秘密を、抱えているのだった、、、、、、。

JUGEMテーマ:読書
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author: 七生子
作家や・ら・わ行(矢崎 存美) | permalink | comments(2) | trackbacks(0)
 
 

矢崎存美『ぶたぶたの食卓』

ぶたぶたの食卓
ぶたぶたの食卓
矢崎 存美
 見た目は愛らしいぬいぐるみだが、中身は心優しき中年男・山崎ぶたぶた。彼が作る料理は、どこか懐かしく切ない思い出の味だ。大好きだった祖母が作ってくれたチャーハン、遠い夏休みの記憶を喚び起こすかき氷……それらが、傷つき疲れた人々の心をときほぐし、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてゆく――。
 心の奥をほんのりと温めてくれる、傑作ファンタジー 。

待望のぶたぶたの新刊は、食べ物がテーマの作品が4編収録された連作集。
収録のどの作品でも、ぶたぶたがプロ級の料理の腕前を披露してくれるんだけど、
それがまあ、なんとも美味しそうで。読んでるだけで涎がじゅるじゅる(笑)。
かき氷なんて誰が作っても同じだと思うけど、ぶたぶたが作ると一味違うのだ。
一口食べただけで、色んな事情から疲れて固く強張った心が、
やんわりと優しくほぐれてしまうのだから。

ぶたぶたが、何でも癒してくれる完璧な存在だと、私は決して思わない。
ただ、ぶたぶたの存在が、立ち止まって思い悩む人々に前向きな勇気を与える
ちょびっとだけ特別な存在だったらいいなあ、と思うだけ。
私なんか、ぶたぶたの姿を見ただけで、ほよ〜んとしちゃうけど。単純すぎ?

[以下、ネタばらし→この作品集でも、マイホームパパなぶたぶたが堪能できるんだけど…物語の流れ上の必然なのかもしれないけど、誰もが不思議に思いながらあえて口に出して指摘しなかったぶたぶたファミリーの秘密を、著者自ら、あっさりバラしてしまうのはどうかと。ぶたぶたは、存在そのものがファンタジーなのに…。たくさんあるぶたぶたワールドの中の、この一つの物語だけの事、と思いたい

決して、お腹が空いてる時に読んじゃダメな本ですねー。
もし空腹時に読んだりしたら…
「ぶたぶたが作った料理が食べられないなんて理不尽だ!俺にも食わせろー!」
のたうち回ること、必然かも(笑)。
ぶたぶた、私の家にも遊びに来て。そして晩ご飯も作ってね(はぁと)。
ぶたぶたのお料理レシピ本なんて、出してくれないかしらん。
author: 七生子
作家や・ら・わ行(矢崎 存美) | permalink | comments(4) | trackbacks(3)
 
 

矢崎存美『ぶたぶた日記』

ぶたぶた日記
ぶたぶた日記
矢崎 存美
ぶたのぬいぐるみが生命を持ったら!? 見かけはかわいいぬいぐるみだが、中身は知恵も分別も人一倍ある中年男・山崎ぶたぶた。義母(?)の代理でカルチャースクールのエッセイ講座に通うことになったぶたぶたが、仲間の生徒たちの人生に温かな波紋を広げてゆく……。
 くすっと笑えて、静かな感動が残る――ご存知超人気シリーズ新作が、書下ろしで登場!
前作から約1年2ヶ月ぶりに、山崎ぶたぶたの物語の新作がついに登場!!
しかも前作は単発の短編で、ファンとしてはものすご〜く物足りなかったけど
待ちに待ったこの新作は、なんと連作短編集なのだ(感涙)。
カルチャースクールの日記エッセイ講座を舞台に、
色んな事情から参加している仲間たちの疲れて固く強張った心を、
ぶたぶたの存在が優しくほぐしていく……じ〜ん。感動で胸が熱くなっちゃう!
ただちょっと見た目が特別なだけで、中身はフツーのおじさんなのに。不思議。
やっぱり読んでる私まで、ぶたぶたの存在に励まされ、
心がほよ〜んとしちゃった(*^^*)。

でも、この世の中が善意だけで成り立っていないように、
この物語も口当たりがいいだけの「癒しの物語」じゃない。
後半にかけてじわじわ染み出てくる世間の悪意に、胸が突かれる思いがした。
悪意に心も体も傷つきながら、でも絶望だけは決してしないぶたぶた。
誰もが見えない善意になれたら、世の中、少しは生きやすくなるのかもしれない。
ぶたぶただけでなく、私たちも。

私にとっての最大の収穫は、マイホームパパなぶたぶたが堪能できた事!!
二人の娘さんと一緒にお風呂に入ったり、お料理やお菓子を一緒に作ったり、
茶渋に気をつけながら(時にはストローで♪)お茶を飲むぶたぶた…ほわ〜ん。
山崎家での温かい家族団欒の情景がありありと目に浮かんでくるようだ。
今まで特に意識したことはなかったけど、
この家庭があるからこそ、「癒しの存在」としてのぶたぶたがあるのかしら?


という事で最後にひと言。
“ぶたぶたかわいいーーーっ!!ウチにも遊びに来てーーーっ!!
 ついでに晩ご飯のおかずも作ってぇーーーっ!!”(ゼイゼイ…)
ほとんど松浦潤子さんのノリですか(汗)。
疲れた心には、本当にぶたぶたの存在がとても効きます(*^^*)。
(え?伊良部センセとぶたぶたが似てるってー?)

シリーズモノなのに、出版社を転々としてますが(流浪の民、ぶたぶた…ぐすん)
ぶたぶた未経験の方は、この機会にぜひぜひご一読を!!
author: 七生子
作家や・ら・わ行(矢崎 存美) | permalink | comments(6) | trackbacks(1)
 
 

どこまで行ったらお茶の時間

本を買うのも読むのも借りるのも大好き!
とにかく本が好きな私七生子が、読了本の感想など綴ってます。
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