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乙一『銃とチョコレート』

銃とチョコレート
銃とチョコレート乙一
講談社 2006-05-31
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少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた【GODIVA】の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「【GODIVA】カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが……。

巷で「ミステリーランド最高傑作」との呼び声高く、
約3年ぶり(!!)の乙一の新作『銃とチョコレート』を、
サイン本を入手したことだし(はぁと)、さっそく読書。
ああ、これは面白かった。乙一ファンには、やっぱり必読書ですよ、この作品。
黒乙一とも白乙一とも簡単に言い切ることができないんだけど、
チョコレートで喩えるならスウィートチョコじゃなく、甘さ控えめのビターチョコかな。
でも苦味ばかりが舌に残る訳ではなく、最後に残るのは感動なんですけどね。
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author: 七生子
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綾辻行人『びっくり館の殺人』

びっくり館の殺人
びっくり館の殺人綾辻 行人
講談社 2006-03
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とある古書店で、たまたま手に取った1冊の推理小説。読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出……。三知也が小学校6年生のとき、近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。いろいろなあやしいうわさがささやかれるその屋敷には、白髪の老主人と内気な少年トシオ、それからちょっと風変わりな人形リリカがいた。クリスマスの夜、「びっくり館」に招待された三知也たちは、<リリカの部屋>で発生した奇怪な密室殺人の第一発見者に! あれから10年以上がすぎた今もなお、事件の犯人はつかまっていないというのだが……!?

ミステリーランドという児童書のレーベルながら、[館シリーズ]の最新刊。
…。
どうみてもこの作品、「子ども向け」というよりは「大人のファン向け」の内容なんですが(苦笑)。
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author: 七生子
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二階堂黎人『カーの復讐』

カーの復讐
カーの復讐二階堂 黎人
講談社 2005-11
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古代エジプトの秘宝を盗むため、発掘者ボーバン博士に近づいた怪盗ルパン。だが、博士の居城で彼を待ち受けていたのは、奇妙な連続殺人だった。暗号文を手に死んだ老婆、生き霊「カー」の復讐など、次々に発生する不可解な事件に、ルパンが挑む。

『カーの復讐』の“カー”を、「ディクスン・カー」の“カー”だと思い込んで読み始めた
間抜けな私(苦笑)。
怪盗ルパンによる冒険活劇だったのかー!
この作品こそ、まさに「ミステリーランド」のお手本のような作品。
本を読む楽しみを知っている本好きの少年少女に、ぜひススメたい!読んで欲しい!
手近なところでまずは長男に。も少し育ったら、ぜひとも読ませたい。
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author: 七生子
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麻耶雄嵩『神様ゲーム』

神様ゲーム
神様ゲーム
小学4年生の芳雄の住む神降市で連続猫殺害事件が発生。同級生と結成した探偵団で犯人捜しをはじめた芳雄は、死体を発見する。猫殺し犯がついに殺人を? 芳雄は「神様」に真実を教えてほしいと頼むのだが…。書き下ろし。

ミステリーランドの謳い文句は、確か

かつて子どもだったあなたと少年少女のための―

だったと思うけど、さすがは麻耶雄嵩。
本当に少年少女を読者として想定してるの?信者向けなんじゃないの?
そうとしか思えないようなビターでブラック、えぐい内容になってます(苦笑)。
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author: 七生子
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田中芳樹『ラインの虜囚』

ラインの虜囚
ラインの虜囚
1830年、冬、パリからライン河へ。奇妙な塔に幽閉された仮面の男は死んだはずのナポレオンなのか? カナダから来た少女コリンヌと仲間たちの、謎と冒険の旅がいまはじまった。

すっごく面白かった!!とっても興奮した!!
大昔に、子供向けにアレンジされた『奇岩城』や『紅はこべ』を
ハラハラドキドキしながらむさぼり読んだ、あの興奮を思い出させる冒険活劇。
と同時に、既刊のミステリーランドになかった作品―西洋歴史もの―で、
「こういうのもありなんだ!(ほら、ひと夏の冒険ものが多かったから)」
思わず目からウロコが落ちちゃった!
さすが、田中芳樹!大人が読んでも楽しめる極上のエンタメ作品になってます。

“奇妙な塔に幽閉された仮面の男とは、ナポレオンなのか?”
“刺客に命を狙われながらも、無事12月25日までにパリに戻って来れるのか?”
“モントラシェの正体とは?”
そんな興味から、ぐいぐい読ませる読ませる〜。
最初想像していたよりもこじんまりまとまってしまった感が否めないけど、
ナポレオン後の西洋史にも少し詳しければ、もっと楽しめたのに。悔しい!
(もちろん大人の読み方として、ですよ。)
コリンヌの連れになるメンバーを見て、
「もしかしたらアレがラストに来るのかしら?」
つい閃いちゃったんだけど、それは予想通りでしたね。うふふふふん(*^^*)。

息子たちが成長したら、ぜーったいに読ませたい作品ですねー♪
西洋冒険活劇ものの醍醐味を、ぜひとも味わって欲しい。
巻末の参考資料一覧を見て、にんまりしたのは私です(*^^*)。
(田中芳樹さんの好きな言葉「締切、延びました」に笑った笑った!)
author: 七生子
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歌野晶午『魔王城殺人事件』

魔王城殺人事件
魔王城殺人事件
星野台小学校5年1組の翔太たちは、探偵クラブを結成。いくつかの事件を解決し、ついに、町のはずれにある悪魔の巣窟のような屋敷、デオドロス城にまつわる怪しいウワサの真相を確かめるべく探険することに…。

「この作者のことだから、何かとんでもない仕掛けがあるに違いない!」
期待に胸膨らませ、ドキドキしながら読んだら、、、
正攻法な死体消失モノで、ちょっとがっかり。勘のいい人なら、すぐ真相に気づいちゃうかも。
以下、ネタバラシにつき反転
[なぜそんな仕掛けを作ったのか、その理由がこの説明だけじゃ納得できーん!
ま、綺麗ではあるけれど(*^^*)私も見てみたいよ。
]

ただ、(おっちゃんの影がやや薄ながらも^^;)捜査1課の面々の
今どきの子どもっぷりがいい感じ♪彼らの次なる冒険譚がたまらなく読みたくなる。
「ミステリーランド」叢書の王道を行く作品かもしれない。

                         スペード
      
なんと言ってもあとがきの「わたしが子どもだったころ」がスゴイのだ!!
まさしく日常のミステリ!!
ミステリ作家たるもの、幼少の頃からこ〜んなミステリ体験をしているのか、と
ひたすら感服しちゃったわ。
author: 七生子
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西澤保彦『いつか、ふたりは二匹』

いつか、ふたりは二匹
いつか、ふたりは二匹
西澤 保彦
 
猫の身体に乗り移れる能力を持った6年生の智己は、
 町内で発生した女子児童襲撃事件を猫になって調べることにした。
 昨年の誘拐未遂事件と同一犯というのだが…。

とにかく、いろいろな秘密がつまっている物語なのだ。
物語の軸となるのは女子児童襲撃事件の真相解明&犯人逮捕だけど
それよりももっと重要かつ私の琴線をゆさゆさ揺らしてくれたのは、
事件を通じて「僕」は何を感じ、何を得たのかということ。
(何を書いてもネタばらしになってしまいそうで詳しく書けないのが残念なり)
「僕」と共に読者は、残酷で醜い現実、苦い喪失感をも味わうことになるのだが、
題名の持つ本当の意味が、読了後にぽっと心を温かくしてくれる。救われたかも。
そう、どんなに辛くったって大丈夫よ!!

設定からして、ギャリコ『ジェニィ』へのオマージュ作品であるのはバレバレ。
(私は当然のように未読さね。うう。読まなくちゃ^^;)
西澤さんはどう料理されたのか。そんな観点からも興味深いかも。うふふ。
あとがきの西澤さんによる飼い猫たちとの思い出に切なくなった。
そう、そうなのよね、、、ぐすん。
私は残念ながら犬猫を飼った経験がないんだけど、
ペットを飼ってる方が読んだら、また違った感慨を抱かれるんじゃないかなあ。
author: 七生子
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森博嗣『探偵伯爵と僕』

探偵伯爵と僕
探偵伯爵と僕
森 博嗣

 新太が探偵伯爵と出会った夏、親友がトランプの謎と共に次々と行方不明に。
 彼等は新太とともに秘密基地を作った仲間だった。
 そしてついに新太に忍び寄る犯人の影!



あの森博嗣が「少年少女向けの」ミステリを書き下しで書くなんて!!
正直、あまり期待せずに油断しまくって読んだら…すっかりやられちゃった(汗)。
ミステリとして、仕掛けられた伏線の数々がラストに収斂するさまは見事だし、
伯爵と新太によって会話されるのは、世相が反映されたタイムリーな話題だし。
物語で描かれるのは“夏に起こった少年の失踪事件”。
だけど単なる犯人探しの“謎解き”以上の何かを、胸に残したように思う。

今どきの子供らしい新太や、全身黒づくめで見るからに怪しい伯爵の造形も
見事すぎるぐらい見事だ。ふむふむ。なるほどね!
そして、ラストにやってくるどんでん返し!!うひゃあ。
今まで見て信じてきたモノが、一気に覆されてしまった衝撃に驚き唸り、
でも最後には、ため息をついてしまった私である。

今まで読んだ「ミステリーランド」の中で、一番好きな作品かも。
読み終わって「森博嗣、大好きだよぉ」と叫びたくなるような一冊。降参です。
author: 七生子
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高田崇史『鬼神伝 神の巻』

鬼神伝 神の巻
鬼神伝 神の巻
高田 崇史

 「鬼」であることの誇りとは? 純と鬼神は阿修羅王と手を組み、
 三種の神器を揃えて鬼神を封じ込めようとする貴族と再び戦う。
 素戔鳴尊の血を引く純が命よりも大切なものがあると気づいたとき…。



再び純は、平安時代へとタイムスリップ。貴族との最終決戦に臨むのだが、、、。
うーむ。ミステリ作品としてではなく、伝奇ファンタジーとして、
鬼対貴族との戦いの行方に、ハラハラドキドキしていたかも。
暗号パズルがあったけれど、おまけとしか思えず、
期待していた「桃太郎の新解釈」には、正直言って拍子抜け(苦笑)。
でもまあ、いい話でしたよお。
“ 僕は僕の場所で、一生懸命考えながら、自分の戦いを戦うんだ!”
メッセージをひしひしと感じたし。
他の高田作品も、ぜひ読んでみようと思う。

前編である『鬼の巻』の感想はこちら
author: 七生子
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ミステリーランド9冊読破して

という訳で、既刊の「ミステリーランド」全9冊を読み終えてしまった私である。
いくら作家の個性があるとは言え、9冊もあると、さすがにネタがかぶりますねえ(苦笑)。
かえって“「夏休み/秘密/小学生」のお題で競作”ってのも、面白いんじゃないかな。

9冊すべて読破しちゃった記念に、じゃーん。ちょこっとご披露〜♪


JUGEMテーマ:読書
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author: 七生子
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どこまで行ったらお茶の時間

本を買うのも読むのも借りるのも大好き!
とにかく本が好きな私七生子が、読了本の感想など綴ってます。
ドンナ・マサヨの悪魔 六本指のゴルトベルク 遠くの声に耳を澄ませて 恋細工 ジョーカー・ゲーム きりこについて 山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)