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佐藤賢一『褐色の文豪』

褐色の文豪
褐色の文豪佐藤 賢一
文藝春秋 2006-01
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「黒い悪魔」ことデュマ将軍の息子アレクサンドル・デュマは、父親譲りの豪胆さ、集中力を武器にパリで劇作家への道を歩み出し、ついには大傑作「三銃士」を著すが…。パリ文壇を征服したデュマII世の波瀾万丈の人生!

“アレクサンドル・デュマ”と言えば、断然「三銃士」の作者である文豪デュマなんですけどね。
動乱の革命期のフランスで将軍にまで昇りつめた「黒い悪魔」が父親で、
ましてやそれが自分とまったく同じ名前だったら、、、。
『黒い悪魔』に続く、デュマ三代記の第2巻目で、
「三銃士」や「モンテクリスト伯」が有名な文豪アレクサンドル・デュマの
波瀾万丈の人生を描いた作品です。
と同時に、偉大すぎる「自慢の父親」を持った息子が、父親を超えようと苦闘するさまを描いて、
そういう意味でも興味深い作品です。

男の子にとっての父親とは「いつかは必ず超えなければならない」存在。
それが、人間としての弱さをも兼ね備えた現実の生身の父親ではなくて、
自分のアイデンティティの拠り所とするために、幼少の頃から自分の想像力によって創り上げた、
神さながらに崇拝する完璧な「自慢の父親」だったとしたら、どうする?どうやって乗り越える?
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author: 七生子
作家さ行(佐藤 賢一) | permalink | comments(6) | trackbacks(0)
 
 

佐藤賢一『ジャンヌ・ダルクまたはロメ』

ジャンヌ・ダルク、またはロメ
ジャンヌ・ダルク、またはロメ佐藤 賢一
講談社 2004-02-26
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starジャンヌ・ダルクの新説???
starジャンヌ・ダルクの一解釈本として
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ジャンヌ・ダルクの大成功に嫉妬する宮廷の実力者ジョルジュは、ジャンヌの追落しをめざして悪戦苦闘するのだが…。表題作等、計7篇を収録した西洋歴史短篇集。

佐藤賢一氏は短編より長編向きの作家だと思っていたが、どうしてどうして。
短いながらも、はっと胸をつかれるような味のある作品を書かれているようだ。
そんな短編をまとめて7編収録したのがこの作品集である。

考えるに、長編を執筆する場合、膨大な量の資料を集められるんじゃないだろうか。
その資料の山の中から、これはという短編向きの材料を見つけ、書かれたような気がする。
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author: 七生子
作家さ行(佐藤 賢一) | permalink | comments(2) | trackbacks(0)
 
 

佐藤賢一『黒い悪魔』

黒い悪魔
黒い悪魔佐藤 賢一
文藝春秋 2003-08-08
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star潔癖な人、自分を客観視できない人にはお勧めできません
star将軍
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カリブ海のコーヒー農園の白人農園主と黒人女奴隷の間に生まれた混血児が、父の祖国フランスへ渡り、軍人となる。やがて膚の色と勇猛な巨躯から、敵に「黒い悪魔」と恐れられた。皇帝ナポレオンも一目おいた文豪デュマの父親の破天荒な人生。

ようやく佐藤賢一『黒い悪魔』(文藝春秋)を読み終える。すっごーーーく面白かった(はぁと)。
あのデュマの父親がこ〜んな人物だったなんて!!まったく知らなかったわ!!(驚)

文豪アレクサンドル・デュマの父親(デュマ父ね)の波乱万丈の生涯を描いた歴史小説。
カリブの島で生まれた奴隷と白人との混血児の彼が、貴族だった父親に呼ばれ
フランスへ渡った事から、彼の運命の歯車は大きく回りだします。。。
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author: 七生子
作家さ行(佐藤 賢一) | permalink | comments(0) | trackbacks(0)
 
 

佐藤賢一『オクシタニア』

オクシタニア
オクシタニア佐藤 賢一
集英社 2003-07
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star読んで損なし、泣ける一冊!
star中世宗教界と現代俗世界 人は変わったのか?
star民族の攻防
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13世紀南フランス。豊穣の地“オクシタニア”に繁栄を築いた異端カタリ派は、北部騎士とフランス王軍勢をいかに迎え撃つのか。トゥールーズ名家の御曹司エドモン。彼の妻となるジラルダ。北部勢力の侵攻に抗するトゥールーズ伯ラモン。三人の運命が出会ったとき、地上の快楽と苦悩をめぐる孤独な闘いが始まる。堂々1800枚の書き下ろし西洋歴史小説

佐藤賢一『オクシタニア』を読み終わり。面白かった〜(はぁと)。
当初の予定では「1日1章、6日で読了」のつもりだったのに、実質3日間で読み終わり。
笠井潔『サマー・アポカリプス』を読んでから、
キリスト教異端であるカタリ派について関心があったので、
ついするすると惹きこまれるかのように夢中になって読んじゃいました。

物語は1209年に始まったアルビジョワ十字軍の進軍に始まり、
ちょうど20年後の「モーの協約」という和平交渉を経て、
1243年モンセギュールの攻囲戦の終結で幕を閉じます。
史実に虚構を織り交ぜながら、この時代を生きた人間(個人)の宗教観、
人生観を巧みに描き出し、とても読み応えのある中世歴史物語になっているんですが、
かつて授業中に2、3行で簡単に済まされてしまった事象が、鮮明に浮かび上がってる感じ。
まさしく「まず人間ありき。人間同士の思惑が絡み合って歴史のうねりが生まれたんだ。
授業で教わるモノはあくまでも結果としての歴史なんだ。」をひしひしと感じて興奮します。
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author: 七生子
作家さ行(佐藤 賢一) | permalink | comments(2) | trackbacks(1)
 
 

どこまで行ったらお茶の時間

本を買うのも読むのも借りるのも大好き!
とにかく本が好きな私七生子が、読了本の感想など綴ってます。
ドンナ・マサヨの悪魔 六本指のゴルトベルク 遠くの声に耳を澄ませて 恋細工 ジョーカー・ゲーム きりこについて 山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)