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北森鴻『香菜里屋を知っていますか』

4062142910香菜里屋を知っていますか
北森 鴻
講談社 2007-11-29
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マスターの工藤が作るちょっとした料理と、4種のビールが自慢のビア・バー香菜里屋が消えた…。常連達が語る「私と香菜里屋」から、浮かび上がってくるマスターの秘密の過去と、香菜里屋の由来とは。シリーズ完結編。

本書が香菜里屋シリーズの完結編だと知って読んだけど、
こんな風に幕を閉じるとは。本当に完結しちゃったのねえ。
フィナーレを飾るに相応しい内容だったと思う。

JUGEMテーマ:読書
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author: 七生子
作家か行(北森 鴻) | permalink | comments(0) | trackbacks(0)
 
 

北森鴻『深淵のガランス』

深淵のガランス
深淵のガランス北森 鴻
文藝春秋 2006-03
売り上げランキング : 7863
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大正末に活躍した洋画家の傑作を修復することになった佐月恭壱は、パリの町並の下に隠された別の絵に気が付くが…。花師と絵画修復師、2つの顔を持つ男が絵画の謎に迫る表題作と、その続編「血色夢」を収録。

北森さんの新作は、どうやら新シリーズらしいと聞きつけ、
とても読むのを楽しみにしていた本書を、とても楽しく読んじゃいました。
今作品では、銀座の花師にて凄腕の絵画修復師である佐月恭壱が主人公。

女性じゃなくて男性か。orz

と思ったことは内緒だ(汗)。
ま、冬狐堂や蓮丈那智といった十分個性的で魅力的な女性キャラが既にいるんだから、
古美術・骨董・民俗学の分野でカブってくるような、ましてや女性キャラを、
わざわざ創造したりはしないよねと思い直して納得しましたけど。
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author: 七生子
作家か行(北森 鴻) | permalink | comments(0) | trackbacks(0)
 
 

北森鴻『凶笑面』

凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉
4106026481北森 鴻 新潮社 2000-05売り上げランキング : 160,923
おすすめ平均
star
star最近のヒット!
star和製ホームズとワトソン
star女王さまと下僕
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伝承は死なず、必ず甦る。封じられた怨念は、深き業を糧に何度でも息を吹き返す-。最新の民俗学を大胆に取り入れ、日本人の根源を容赦なく抉り出す、民俗学ミステリー。

祝!「凶笑面」ドラマ化!
なぜかすごく眠くて、一番盛り上がる中盤を見逃しちゃったのが残念だったけど、
なんてったって「蓮丈那智フィールドファイル 1」ですもんねー。
シリーズ2作目の可能性が仄めかされているので、次回放映を楽しみに待ちます。
その頃には、少しは木村多江演じる那智さんに慣れているでしょうから。

しっかし。あんなお話でしたっけ?
内容を綺麗さっぱり忘れ去っていたので、家捜しして『凶笑面』を発掘。
久々に読み返しちゃいました。
「鬼封会」「凶笑面」「不帰屋」「双死神」「邪宗仏」の5編が収録。




帯の京極夏彦氏による推薦文が
「民俗学と探偵小説は類似関係にある。」

ものすご〜く納得できてしまう。
フィールド調査で訪れた先で、なぜか陰惨で血生臭い事件に巻き込まれてしまう
美貌で異端の民俗学者蓮丈那智とその助手の内藤三國。
民俗学的アプローチでずばり事件の謎を解いてしまうものの、
「謎が解かれた、ああすっきり」とは単純に喜べず、後に残るほろ苦い余韻に、
ついつい身を委ねたくなってしまう。
民俗学が、結局は人間の負の部分に大きくかかわってくる学問だからでしょうか。

収録された5編の内、一番鮮烈だったのが「不帰屋」。
密室ものとしても驚かされたし、この犯行動機には!思わず絶句!
時を超えて、封印された伝承が甦って、、、。
そうせざる得なかった人々の思いが、切々と胸を打って、、、。
歴史の闇に封印されてきた哀しい過去に、つい思いを馳せてしまった。

他の北森作品とリンクしている作品も収録されていてサービス満点!
思わぬところで再会できようとは。きゃん。感激(*^^*)。
これから先もこんなサービスが予定されているのかしら?楽しみ楽しみ♪
ミステリ以外にも蓮丈那智とその助手の内藤三國の関係&やり取りが、
まるで女王さまと下僕みたいなのだ。妙に面白くて好き(笑)。
謎が解けてもめでたしめでたしで終わらないし、
読み心地爽やかとは云えないミステリではあるけれど、
そういう部分で、救われているかもしれません。
author: 七生子
作家か行(北森 鴻) | permalink | comments(0) | trackbacks(0)
 
 

北森鴻『触身仏』

触身仏―蓮丈那智フィールドファイル〈2〉
4106026554北森 鴻 新潮社 2002-08売り上げランキング : 144,476おすすめ平均 star
star前作より、こなれた印象
star「民俗学」や「文化人類学」を志す人が増える?
star民俗学と推理小説
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異端の民俗学者・蓮丈那智の元に「特殊な形状の神」の調査依頼がきた。調査に出かけた那智と助手の三国だが、手紙の差出人が失踪を遂げてしまい…。表題作をふくむ全5編。学問とミステリが融合した「民俗学ミステリ」第2弾。

中性的な美貌と辛辣さが魅力の異端の民俗学者・蓮丈那智による
民俗学ミステリの第2弾。
「秘供養」「大黒闇」「死満瓊」「触身仏」「御蔭講」の5編が収録。
最新作「写楽・考」を読んだら、どうしても狐目の教務部担当者と
佐江由美子の由来となるお話を読み返したくなって、まずは『触身仏』から♪




蓮丈那智と内藤三國の師弟コンビが、現実に実際に起こった事件に絡んで、
民間伝承・伝説という姿に歪められ、巧妙に封印されてきた真実に辿りつく様子は
鮮やかで、ただただお見事のひと言に尽きます。
だけど、封印されるからにはそれなりの理由があった訳で、、、。
剥き出しになった真実―歴史の、そして人間の闇の部分―が切なく苦くて。
あくまでも仮説の一つにすぎないと、頭では判っているものの、
考証を重ねて理論整然と那智さんが語ると、とてつもない説得力があるのよね。
つい鵜呑みにして信じ込んじゃいたくなります。ダメ?(笑)

収録された5編の内、あまりの見事さに唸ったのが「死満瓊」と「御蔭講」の2つ。
日本人なら誰でも知っている「三種の神器」に秘められた真実に
迫ったのが「死満瓊」。説得力ある説に思わず脱帽。信じちゃうぞ!(笑)
接点なんてまるっきりなさそうな「アイドル」と「わらしべ長者」の共通項とは?
秘められた驚愕の真相をあぶり出して見せてくれたのが「御蔭講」。
グリム童話と同様、真相は巧みに隠されて後世へと伝えられたのねえ。
「めでたしめでたし」を鵜呑みにしちゃいけない。それが私が得た教訓です(笑)。

こうしてみると、民俗学とミステリって、相性がいいんですね。
民俗学的好奇心とミステリの謎解きの醍醐味も味わえる良質で魅惑の作品です。
ただ問題があるとすれば、、、三國が那智さんに翻弄されるだけ翻弄されて
なかなか二人の関係に進展がないこと!(笑)
期待しているのって、私だけじゃないと思うんだけどなあ。
単なる「エキセントリックな民俗学者の翻弄され続ける気の弱い助手の物語」で
終わりませんように(笑)。
author: 七生子
作家か行(北森 鴻) | permalink | comments(0) | trackbacks(2)
 
 

北森鴻『写楽・考』

写楽・考
4106026589北森 鴻 新潮社 2005-08売り上げランキング : 1,295
おすすめ平均
star
star那智が耳元で囁く言葉に、たちまち腑抜け状態になっちまう三國の様子にくすり(^o^)
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調査に赴いた屋敷では、当主が行方知れずとなっていた。盗難の跡もなく、事件性の見えない不可解な失踪を探るうち、一行は「謎の画家」の秘密に行き当たる…。表題作他3編を収録。民俗学ミステリ第3弾。『小説新潮』掲載。

中性的な美貌と辛辣さが魅力の異端の民俗学者・蓮丈那智による
民俗学ミステリの第3弾。
「憑代忌」「湖底祀」「棄神祭」「写楽・考」の4編が収録。




『妖怪ハンター』よりも『宗像教授伝奇考』かな?と読む度に思うんだけど
いかがでしょうか?
民俗学にミステリを絡めるだけでも大変(読者としたら大喜びさ♪)そうなのに、
民俗学とミステリ、どちらか一方へと比重を傾かせすぎないバランスの良さ、
そして両方ともに最後に必ず「おぉ!」と驚かせてくれる鮮烈な回答が
ちゃーんと用意されているのが、とっても魅力的な作品なのだ(*^^*)。
民俗学好きにもミステリ好きにも大満足♪垂涎の1冊なのです。

たまたま旅のお供に持参していたので、「湖底祀」を
諏訪湖の夜景を眺めながら読めたのが、とても幸せでございました(*^^*)。
(明石散人の著作で同様のテーマを扱っていたような気がする。けど。
こんなアプローチの仕方もあるんですねー(驚)。見かける度に思い出しそう)
「まんま横溝正史の世界やわ〜(うっとり)」
戦後復活した祭りに秘められた真相に唸った「棄神祭」も面白かったです。
でもなんと云っても、オールスター勢ぞろいと言った感のある
表題作「写楽・考」が、収録作品の中で一番読み応えがあったかも。
「なかなか表題作に辿りつかない。それは何故?」と思いながら読んで、、、
最後でまんまとやられちゃった。お見事!
さんざん語られて手垢がついた感のある写楽も、
ちょっとしたアプローチの仕方で、ここまで新鮮に映るんですね♪

個人的には、前2作の詳細な内容を忘れ去っていたのが致命的だったかしら。
佐江由美子って誰?教務部主任の狐目さんって、こんなキャラだったっけ???
頭の中がはてなマークだらけで読んでいたような(苦笑)。
那智さんにめろめろ&頭が上がらない内藤三國だけが、
記憶に残るそのまんまで、くすくす笑いっぱなしだったのだけど(笑)。

シリーズ最新刊を読んだ記念に、前2作も読み返したい気分です♪
そろそろドラマも放映されるんでしたっけ?
どんだけ原作とかけ離れたものになるのか、見たいような見たくないような…
心中、複雑です(苦笑)。
author: 七生子
作家か行(北森 鴻) | permalink | comments(0) | trackbacks(1)
 
 

どこまで行ったらお茶の時間

本を買うのも読むのも借りるのも大好き!
とにかく本が好きな私七生子が、読了本の感想など綴ってます。
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