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瀬川深『ミサキラヂオ』

415209012X ミサキラヂオ (想像力の文学)
瀬川 深
早川書房 2009-03

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半島の突端にあるこの港町には、ここ半世紀景気のいい話などなかった。だが、演劇人くずれの水産加工会社社長が、地元ラジオ局を作った時、何かが少し変わり始めた。土産物店主にして作家、観光市場販売員にしてDJ、実業家にして演歌作詞家、詩人の農業青年、天才音楽家の引きこもり女性、ヘビーリスナーの高校生―番組に触れた人々は、季節が移り変わる中、自分の生き方をゆっくりと見出してゆく。自分勝手な法則で番組と混沌とを流し出す奇妙なラジオ局のおかげで…。港町にある小さなラジオ局を舞台に、ひそやかに生きる人々が交差する、太宰治賞作家の意欲作。
 早川書房から創刊された<想像力の文学>の創刊ラインナップのうちの1冊。
 しかも作者である瀬川深さんは、第23回太宰治賞受賞作家でもある!(太宰治賞は現在、大好きな荒川洋治さんが選考委員を務めている。過去に金井美恵子さん、津村記久子さんも受賞されている注目の賞なのだ)
 読みたいと思いつつ、残念ながらまだ受賞作は読んでいないのだけど、受賞後初作品が早川書房のレーベルから出版されたということで、興味深く読んだ。

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author: 七生子
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山白朝子『山白朝子短篇集 死者のための音楽』

4840120927山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽BOOKS)
山白朝子
メディアファクトリー 2007-11-14
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これは愛の短篇集だ。
怪談専門誌『幽』の連載で話題沸騰の大型新人、待望の初単行本化。
怪談専門誌『幽』2号から7号までに連載された6篇の怪談短編に、書き下ろし作品を加えた愛と哀しみの短編集。幻想的な異界への境界と、親と子を描いた叙情的な物語は、怪談ファンのみならず幅広い読者の支持を得る。待望の初単行本。

謎の新人作家(そして覆面作家!)、山白朝子の短篇集。
「いい。読むべし!」とススメられて読んでみたら、とても素晴らしかった。
私からも、オススメです(笑)。

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author: 七生子
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江坂遊『仕掛け花火』

406182564X仕掛け花火 綾辻・有栖川 復刊セレクション (講談社ノベルス エA- 2 綾辻・有栖川復刊セレクション)
江坂 遊
講談社 2007-11-07
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デビュー以来今日までの輝かしい作品群を集成。40年前、花火の弾けた思い出が蘇える「花火」。村人が旅人に猫の頭をかぶる奇習について語る「猫かつぎ」など、ミステリー、SFから時代ものまで、横溢する豊かな才能。

異形コレクションに参加されているので、そちらで名前だけは知っていたものの
『星新一 一〇〇一話をつくった人』を読むまで、
星新一に見出され、その才能を高く評価された人物だとは知らなかった!
「花火」が読みたくなったものの、作品集として刊行された本はいずれも絶版で、
読めなくて悔しい思いをしていたのだけど、
こうして綾辻・有栖川セレクションで復刊されたおかげで読めて、本当に嬉しい。
しみじみと幸福感を味わってます。

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author: 七生子
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宇月原晴明『安徳天皇漂海記』

安徳天皇漂海記
安徳天皇漂海記宇月原 晴明
中央公論新社 2006-02
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おすすめ平均 star
starついに戦国時代以外も書いてくれました!
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ジパングの若き詩人王は詠い、巡遣使マルコ・ポーロは追う。神器に封じられた幼き帝を 壇ノ浦から鎌倉、元、滅びゆく南宋の地へ。海を越え、時を越えて紡がれる幻想の一大叙事詩。

第19回山本周五郎賞受賞作の本書。
結構前に購入していたものの、第135回直木賞候補作にノミネートされて、ようやく読めた!(嬉)
題名からして澁澤龍彦『高丘親王航海記』へのオマージュなのでしょうか。
素晴らしい!!!ただただそのひと言。
史実と虚構が見事に絡み合っていて、夢幻的な物語を紡ぎ出しています。
壮大で豪奢で幻想的な作品世界に酔いしれ、そして滅び行くものへの哀切で、
胸が締めつけられる作品です。嗚呼(涙)。

以下、自然にネタばれしてるかもしれませんので、
これから読まれる方はご注意を。
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author: 七生子
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ほしおさなえ『モドキ』

モドキ
モドキほしお さなえ
角川書店 2006-04
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世界には、特別な人とそうじゃない人がいる。特別な人だけが輝いて、愛されて、記憶される。でも、そうじゃない人は…?郊外のマンションに暮らす主婦が覗いたウェブサイト。そこに掲載されていた写真の中のミニチュアの女性は、自分とそっくりの顔をしていた。これは偶然?それとも…。密かに売買されるその人間もどきを巡り、切なく危うい物語が始まる。

「なぜタイトルが『モドキ』なの?」
不思議に思いながら読んでいて、半ばを過ぎてようやく腑に落ちた鈍すぎの私(汗)。
すんごくヘン!でも、すんごく面白い!
よくよく考えると気持ち悪い部分が多々あるにかかわらず、
ミステリ的な仕掛けが気になって、先へ先へとページをめくって読んじゃいました。
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author: 七生子
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稲生平太郎『アムネジア』

アムネジア
アムネジア稲生 平太郎
角川書店 2006-01
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思い出すんだ。失くしてしまった、「本当の物語」を。
消された名前、チョコレート・ケーキ、闇金融、かみのけ座、殺人、奇妙な機械……優しく残酷に侵食されてゆく現実の果てに、僕は何を見る? 『アクアリウムの夜』の鬼才が15年ぶりに放つ、究極の幻想ミステリ!

物語の始まりは、新聞の片隅に載ったある老人の路上死だった。
日常に溢れている死の一つに過ぎない死が、自分にとって特別なものになったのは、
戸籍上では既に数十年前に死亡していた人物だったことと、
徳部という老人の名に聞き覚えがあったこと。
ちょっとした気まぐれから徳部という人物に興味を抱き、身辺を探りだす主人公島津。
探り始める内に、不可解な事件に巻き込まれていく。
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author: 七生子
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平山瑞穂『忘れないと誓ったぼくがいた』

忘れないと誓ったぼくがいた
忘れないと誓ったぼくがいた平山 瑞穂
新潮社 2006-02-20
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世界中が君を忘れてしまっても、僕だけは君を憶えてる!――時の裂け目に消えゆく少女と、運命をも変えようと必死にもがく少年。激しく、切ない恋愛小説。

日本ファンタジーノベル大賞受賞作家である平山瑞穂さんの最新作、読み終わり。
ファンタジー(SF?)の設定を使ってはいるものの、ド真ん中直球の恋愛小説でした。
文章書くのが上手いよなあと、最初から最後まで感心させられ唸らされたけども、
でもねえ、、、話が、、、(苦笑)。
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author: 七生子
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山本弘『まだ見ぬ冬の悲しみも』

まだ見ぬ冬の悲しみも
まだ見ぬ冬の悲しみも山本 弘 早川書房 2006-01
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時間的同一性交換によって6カ月前の世界へ向かった俺が見たのは、すべてが燃えあがり、あらゆる生命が死滅した終末のパノラマだった―タイムトラベル実験の恐るべき顛末を描いた表題作、謎の異星生命体との危険なコンタクトを果たした詩人の手記にしてSFマガジン読者賞受賞作「メデューサの呪文」、アキバ系科学幻想譚「シュレディンガーのチョコパフェ」ほか、全6篇を収録する最新作品集。時間、宇宙、言語、超人テーマなど、SFならではのアイデアを現代に蘇らせる、科学と奇想と語りの饗宴。

山本弘さんがと学会会長だということは知っていたけど、SF作品を読むのはこれが初めて。
ガチガチのハードSFで楽しめなかったらどうしようかとビクビクしていたんですが、
最初の作品からそんな心配は無用。私にも楽しめました。面白かった!
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author: 七生子
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琴音『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』

愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ
愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ琴音
ライブドア パブリッシング 2005-12-17
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発売前から出版界にセンセーションを巻き起こした、幻の文学賞辞退作が遂に待望の刊行!
自殺した元恋人の部屋で、「私」は地図の描かれたメモを見つける。地図を頼りに辿り着いたのは、スラム街にある一軒のアパート。住人たちが職業としているのは、個室で客の「告白を聞く」という商売だった。聞き屋となった私は、住人のひとり「イップ」との恋に落ちる。しかし甘い生活は長く続かない。街には葬列、追いかけてくる過去、恋人の秘密。数々の謎はある夜に起きた爆弾テロに収束し、物語はクライマックスを迎える。「私」が辿り着いた究極の愛の姿とは。

著者の琴音さんによると、本書は
フーガにはまる人は、統計上、比較的若い女性、トラウマを持っていたり、精神的に傷ついているメンヘル型の人、社会的なストレスを膨大に抱えている人、読書知識人男性なんですねぇ。。。疲れているなぁ、と感じるあなた、フーガが癒してくれます。
大地にしっかり根を生やした健全な人間は、フーガ、ダメみたいです…。

とのこと。なるほどなあ。私には「告白」することで癒される過去もないし、
「告白」に共鳴できるトラウマもないもんなー。
という訳で私は、残念ながらこの作品に選ばれた読者にはなれなかったようです。
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author: 七生子
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遠藤徹『弁頭屋』

弁頭屋
弁頭屋遠藤 徹
角川書店 2005-10-26
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ホラー大賞受賞作「姉飼」の著者が描く、新たなる戦慄と恐怖
戦争の続く東京。靖之が双子姉妹の営業する屋台の弁当屋で手渡されたのは、親父の頭だった。異形恐怖と寄生、カルト的人気を誇る期待のホラー作家、最新短編集!

デヴュー作である『姉飼』(感想)で、グロテスクに妖しい世界を見せてくれた作者による第2作品集。
表題作「弁頭屋」他「赤ヒ月」「カデンツァ」「壊れた少女を拾ったので」「桃色遊戯」収録。
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author: 七生子
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どこまで行ったらお茶の時間

本を買うのも読むのも借りるのも大好き!
とにかく本が好きな私七生子が、読了本の感想など綴ってます。
ドンナ・マサヨの悪魔 六本指のゴルトベルク 遠くの声に耳を澄ませて 恋細工 ジョーカー・ゲーム きりこについて 山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)