いま、会いにゆきます
市川 拓司
ちょろいもさんが涙したという“最後の会話”が気になって、
即、図書館にリクエスト。そして読書予定を繰り上げて、サクサクと読了。
…やっぱり泣いちゃった(涙)。
ま、元々泣き虫の私が泣かない訳がないんだけど、
「ぜひぜひ泣いて。ね?ね?泣いちゃってくださいよ〜」
とばかりに次々と襲い掛かってくる感動シーンがミエミエなのに。
まんまと引っかかって泣かされてしまったのが悔しい。ぐすん。
登場人物たちが互いに互いを慈しみ、とても愛しいと思う気持ち。
気持ちがいいほどまっすぐで純粋でひたむきな思いに
読者も、つい感情移入できるから、それ故に泣かされちゃうんだと思う。
恋人として妻として母として、澪が巧と佑司に向けるまなざしに
ついつい胸が熱くなってしまった(涙)。
うんうん。よく分かるよ、その気持ち。
やはりクライマックスのp.319〜335にやられちゃった。悔しいけど(涙)。
不意打ちされて、タイトルの真意にも。ぐすん。
人の親になってから、急に涙腺がゆるゆるになってしまい、
以前なら小馬鹿にしていた親子モノに、めっきり弱くなってしまった。
そう、登場する男の子が息子に重なって見えてしまうのだ(汗)。
特に6歳未満だとイチコロなのさ(涙)。
だから、母を亡くした悲しみをぐっと堪えながら、
病気の父親をしっかり支える佑司の姿が、けなげでけなげで。もうダメ(涙)。
最初の涙うるうるシーンはp.49〜51。涙腺、弱すぎますか?やっぱり(苦笑)。
文章のちょっとした言い回しに、ぷんぷん村上春樹臭が臭うけど、
とってもピュアでファンタジックな恋愛小説。
恋愛小説を読んで泣きたい人には、オススメかも。
はぁ(ため息)。お母さんは幼い子供を残して死ねませんな。
来月早々にある、10ウン年ぶりの健康診断&初めての人間ドックに
急にビビり始めちゃった私である。
もし「ガンだ」と告知されちゃったら、どうしよう、、、(ただ今、妄想中)。
今のうちにお別れの手紙を書く……準備だけ、しようかな(←をい^^;)
(でもね
女の8年は…別人だと思うよ(苦笑)。気づかなかったのかにゃ?)