2005.07.14 Thursday
あさのあつこ『バッテリー』6巻
あさの あつこ / あさの あつこ作 / 佐藤 真紀子教育画劇 (2005.1)通常24時間以内に発送します。
「おれは、豪でなくても投げられるだろうか」 投げられる者でありたい。なに一つ条件をつけることなく、最高のピッチングを成す者でありたい。誰からもなにからも、自由でありたい。それが巧の答えだった…。シリーズ最終巻。
あさのあつこ『バッテリー』の6巻は、待ちに待った最新刊!であるのと同時に
シリーズ最終巻。ぐすん。
新刊は嬉しい。
だけどこの先、いくら待っても続く物語が読めないのかと思うと、、、
なるべく早く読みたい思いと、なるべくなら終わらせたくないという思いとが
渾然と一体と化して、心中複雑でもうぐっちょんぐっちょん!!
ま、読んでる内に早る思いが優勢になり、一気に読んじゃったけど。
新田東と横手との因縁の再試合で、巧は門脇を無事打ち取る事ができるのか。
試合に係わる様々な人間の様々な思いが錯綜する中、
すべてはクライマックスの試合に、門脇の打席に収斂していく、、、。
うわ〜!!ホントにホントにホントにホントにホントに…(以下、永遠に続く)
ここで終わっちゃうのっ!読み手の想像に任せすぎというか、余韻残りすぎ!
でも、ある意味、とても好い終わらせ方なのかもしれない。
野球によって、人生のある瞬間繋がり、そして別々の道へと歩みだして行く彼ら。
巧も豪も瑞垣も門脇もそして吉貞も(笑)、これから先の人生、
どれだけの経験を経て、少年から大人の男へと成長していくんだろう、、、。
いつかは道が別れ、別々の人生を選び進んでいくのかもしれないけれど、
その決定的な時が来るまでは、巧と豪、友としてもバッテリーとしても
ベストパートナーとして、共に歩み続けて欲しいなあと切実に思った。
そう云ったのは監督の戸村先生だけど、それは私も同感。
傷つき悩み、そして時には感情を剥き出しにしてぶつかり合う。痛々しいほど。
そうまでして真摯に野球と向き合うことができるのは、
少年ならではの特権だと思うから。
ヘンに妥協する事を潔しとせず、いつまでも誇り高く孤高であって欲しいけれど、
結局、豪は巧というピュアで繊細な魂を変えることができたのか?
児童書という枠を超えた、本当に面白い小説と巡り合えたな、と思います。
いつかシリーズの1作目から最終巻まで、一気読みしたいな〜。
ここで終わっちゃうのっ!読み手の想像に任せすぎというか、余韻残りすぎ!
でも、ある意味、とても好い終わらせ方なのかもしれない。
野球によって、人生のある瞬間繋がり、そして別々の道へと歩みだして行く彼ら。
巧も豪も瑞垣も門脇もそして吉貞も(笑)、これから先の人生、
どれだけの経験を経て、少年から大人の男へと成長していくんだろう、、、。
いつかは道が別れ、別々の人生を選び進んでいくのかもしれないけれど、
その決定的な時が来るまでは、巧と豪、友としてもバッテリーとしても
ベストパートナーとして、共に歩み続けて欲しいなあと切実に思った。
無心に無責任に無謀にひたむきに野球にむかいあうことは、もうできない(p.267)
そう云ったのは監督の戸村先生だけど、それは私も同感。
傷つき悩み、そして時には感情を剥き出しにしてぶつかり合う。痛々しいほど。
そうまでして真摯に野球と向き合うことができるのは、
少年ならではの特権だと思うから。
ヘンに妥協する事を潔しとせず、いつまでも誇り高く孤高であって欲しいけれど、
結局、豪は巧というピュアで繊細な魂を変えることができたのか?
児童書という枠を超えた、本当に面白い小説と巡り合えたな、と思います。
いつかシリーズの1作目から最終巻まで、一気読みしたいな〜。
COMMENTS
ちなみに私は瑞垣が好きです。今度図書館で借りてこよう・・・しかし巧も豪もどう考えても中学生じゃない・・・(^^;)瑞垣や門脇はともかく、中一のモノの考え方じゃない・・・面白いけど。
亀レスでごめんなさい。
映画化にも漫画化にも、まるで興味関心がありませんー。
っていうか、小説だからこそ描ける物語ですよね、「バッテリー」って。
私も瑞垣が好きー!
彼視点による物語が読めるとか読めないとか
聞きましたが、じっと文庫化されるまで待つつもりでーす。
それはそうと佐藤多佳子さん、吉川英治文学新人賞を受賞されたとか。
おめでとうございます〜。
この調子で、本屋大賞も受賞されそうですよね。
豪のママはもう少しぽっちゃりしててもいいよ。
豪と巧のキスシーンなくて残念(や、もともと無いけど、それに類するようなアレがあるじゃないっすか)校長が岸部一徳・・・ドラマ相棒の官房長。官房長・・・いつの間に校長に!??
オトムライ萩原聖人。・・・アカギ!!(闘牌伝説アカギの赤木しげるの声優さん)それだけでももう大満足です(バッテリーファンとして、なんか間違ってる)お父さんイイ味出してました。青波役の子もかわいかった。瑞垣は外見イメージ道り。あともうちょっと飄々として、もっと喋って欲しかった・・・門脇はイメージよりも端正な顔立ちでした。
巧が上級生にリンチされた後、そのまま自宅に帰ってて残念。あのあと豪に甲斐甲斐しく世話を焼かれるはずが・・・
やはりあの時間内に1〜6巻まで詰め込むのは無理が。
映画、鑑賞されたのですね。
いつの日か地上波&TV放映される日を
じっと待つつもりです。
内面描写がメインの作品をどうやって映画化するのか?
しても面白くないんじゃないか?と思っていたんですが、
楽しまれたご様子。
いつか来る日が、楽しみですわ〜♪
そういえば、瑞垣視点による後日談が発売されたんですよね?確か。
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