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遠藤徹『弁頭屋』

弁頭屋
弁頭屋遠藤 徹
角川書店 2005-10-26
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ホラー大賞受賞作「姉飼」の著者が描く、新たなる戦慄と恐怖
戦争の続く東京。靖之が双子姉妹の営業する屋台の弁当屋で手渡されたのは、親父の頭だった。異形恐怖と寄生、カルト的人気を誇る期待のホラー作家、最新短編集!

デヴュー作である『姉飼』(感想)で、グロテスクに妖しい世界を見せてくれた作者による第2作品集。
表題作「弁頭屋」他「赤ヒ月」「カデンツァ」「壊れた少女を拾ったので」「桃色遊戯」収録。
「姉飼」の生理的嫌悪感をかきたてられるような禍々しくもグロテスクな感じは
多少トーンダウンしたものの、依然として顕在。
相変わらずのアイデアのものスゴさにはぶっ飛びます。
見て字の如しの「弁頭屋」なんて、お昼ご飯のお弁当箱が50代前半の親父の頭ですよ!
脳みそくり抜いてあって、中に煮物やかやくご飯、鯖の味噌焼きなんかが詰ってるんですよ!
「赤ヒ月」では愛があるから、愛ゆえの<聖餐>と称したカリバニズムが描かれ、
「カデンツァ」では電化製品と人間との愛が、「壊れた少女を拾ったので」では「姉飼」めいた
どこか幻想譚めいた狂気の世界が描かれ(ネバ虫…いやん!)、
「桃色遊戯」ではピンクのダニの威力の前に、なすすべもない人間の姿を…うぎゃ!
生きてる人間の肉まで食べちゃうなんて!これも絵を想像したくない。
気色悪すぎて、鳥肌立ちそう!!ぶるぶるぶる。
なんていう発想なんでしょ!まったくもって脱帽です。

「弁頭屋」の弁頭箱も強烈だったけど、5編の中で一番強烈だったのは「赤ヒ月」かな。
中でも主人公がいじめっ子にプレゼントした贈り物のその後が強烈。
読んでも、その絵だけはぜーったいに想像しなくない!もうダメダメにグロすぎ!
ただ、前作と同様“アイデアは秀逸なのに、物語がイマイチで勿体ない”作品が
いくつかあったのだけが、ちょっと残念。

独特の生理的嫌悪感をかき立てるようなグロテスクホラーを、次回も期待してます。
と、結局は好きなのよね(笑)。
author: 七生子
ジャンル別(SF&ホラー&FT) | permalink | comments(2) | trackbacks(0)
 
 

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Comments:
七生子さん、こんにちはー(^^)
かなりグログロなお話なんですね。
そういう話、結構好きなのでさっそく図書館で探してみます(笑)


comment by: 空猫 | 2006/01/24 12:55 PM
>空猫さん

ご無沙汰してます〜(*^^*)。

ええ。とってもグログログロ(笑)。
ぜひ読んで、どの作品が好みだったのか、教えてください。ぐふふふふっ。
comment by: 七生子 | 2006/01/25 9:59 AM
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どこまで行ったらお茶の時間

本を買うのも読むのも借りるのも大好き!
とにかく本が好きな私七生子が、読了本の感想など綴ってます。
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