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劇団ひとり『陰日向に咲く』

陰日向に咲く
陰日向に咲く劇団ひとり
幻冬舎 2006-01
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お笑い芸人・劇団ひとり、衝撃の小説デビュー! 「道草」「拝啓、僕のアイドル様」「ピンボケな私」ほか全5篇を収録。落ちこぼれたちの哀しいまでの純真を、愛と笑いで包み込んだ珠玉の連作小説集。

GW中にプチ里帰りしたら、実母がこの本を持っていてビックリ。
なんでも爆笑問題の太田さんが「直木賞ものだ!」絶賛しているのを聞いたら
たまらなく読みたくなっちゃって、探して探して探した挙句に購入したんだという。
実母曰く、
「最初のホームレスの話は良かったんだけど、次の話でイヤんなっちゃって、
読むの止めちゃったの」。
ほほう。そうですか。

借りてっていいというので借りてきて、さくっと読了。
恩田さん絶賛の帯もよく判る。想像していた以上に良かったですよ、この小説。
見縊っててゴメンなさい。
期待と不安を抱えながら、最初の話「道草」を読む。
う。書き慣れてない感がひしひしと伝わってくる無骨な文章だわ。
とてもじゃないけど、上手いとはいえない。
これより上手い文章を書く人は、いくらでもいるでしょうよ、、、、、
と思いながら作品を読み進めて行くうちに、劇団ひとりが描き出す小説の世界に
すっかり惹きこまれ、夢中になって読んでる私がいました。

まるで劇団ひとりが作品の主人公らを演じて、物語ってるみたいなんですよね。
不器用、だけど一生懸命でひたむきな主人公らが、たまらなく愛しく思えてくる。
切なくて哀しくて、でもぽわんと心の奥底があったかくなる。
収録された5編とも。
作品同士がリンクして重なり合っている、なーんて仕掛けもあって、
どの作品にも、思わぬ驚きがあるのもいい(真ん中の3編が好み〜♪)。
読み終えてあれこれ思い返して余韻を味わえば味わうほど、作品の良さが実感できるかと。

という訳で、「“太田絶賛”に納得!面白かったから、最後までちゃんと読みなさい!」
そう実母に言うつもり。
所詮タレント本の範疇を出ないのかもしれないけど、
タレントが書いた小説の割には、良かったです。
劇団ひとりのファンになってしまいそう〜。
次回作も楽しみ。ビギナース・ラックで終わりませんように。
author: 七生子
ジャンル別(ミステリ&エンタメ) | permalink | comments(5) | trackbacks(5)
 
 

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Comments:
確かにただのタレント本とはちょっと違いますね。
少しずつ各話がリンクしていて
その辺のつなぎも上手いと感じました。
ほんとビギナーズラックで終わらずに
2作3作と書いていって欲しいですね。
comment by: す〜さん | 2006/05/07 11:15 AM
>す〜さん

こちらへもコメントいただいて、ありがとうございます♪

劇団ひとりに、こんな才能があったなんて!ビックリ驚きましたわ。
リンクの仕方や伏線の貼り方も見事で、見くびってた自分を深く反省しちゃいました。
次回作が正念場、かな。
持ち味を生かして、読ませる小説を読ませて欲しいです。
comment by: 七生子 | 2006/05/07 12:35 PM
おひさです。
ああ、これ、小説なんですか。ネタを交えて自分の苦労話を綴ったありがちな芸人本かと思いました。
>これより上手い文章を書く人は、いくらでもいるでしょうよ、、、、、
>すっかり惹きこまれ、夢中になって読んでる私がいました。
そう言わしめるのは文才があるということですね。
ちょっと読んでみようかな。立ち読みで。。。
comment by: 科学の星@アマサイ | 2006/05/08 2:06 PM
>科学の星@アマサイさん

ご無沙汰してますー。
聞いた話、最初は「ネタ本で」と持ちかけた企画だったとか。
それが「こんなもん、書いてるんですよー」と見せられた小説が
意外と良くて、小説本刊行の運びとなったのだとか。

読んでる内に、じわじわと劇団ひとりの人柄がにじみ出てくるような
そんな感じ。期待しないで読むと、意外と胸に響くかと(笑)。
立ち読み、頑張れ〜♪(笑)
comment by: 七生子 | 2006/05/09 10:23 AM
管理者の承認待ちコメントです。
comment by: - | 2010/03/02 4:15 PM
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おもろい! ただのタレント本かと思ってました。 でも、帯には「恩田陸」の絶賛の一言が。 ただのタレント本ではないと感じ、 購入そして読破。 なんていうか、 おもしろい。
trackback by: My Favorite Things | 2006/05/07 11:12 AM
陰日向に咲く劇団ひとり 「嫌われ松子の一生」の完成披露試写会で 中谷さんが、この本を読んで「良かった。泣きましたよ」と いっていたので、気になって購入。 全5篇の連作小説。 恩田陸がオビで 「ビギナーズ・ラックにしては上手すぎる。あと2冊は書いて
trackback by: きょうのできごと…http://littleblue.chu.jp/ | 2006/05/19 11:31 PM
陰日向に咲く発売元: 幻冬舎価格: ¥ 1,470発売日: 2006/01売上ランキング: 1294おすすめ度 posted with Socialtunes at 2006/08/24 劇団ひとりって、なんかさあ、「調子に乗ってる」顔をしてる気がする。 別に彼の性格とか芸風とか(あまり知らないけど)が調子に
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【ひとりくんにちょこっと感動のツボを動かされてしまいました】  ・道草 ・拝啓、僕のアイドル様 ・ピンボケな私 ・Over run ・鳴き砂を歩く犬 劇団ひとりくんの著書「陰日向に咲く」は、気の利いたちょっとした連作短編小説になっている。 登場す
trackback by: 雑板屋 | 2006/08/31 2:04 PM
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trackback by: デコ親父はいつも減量中 | 2007/05/14 12:27 AM
 
 

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本を買うのも読むのも借りるのも大好き!
とにかく本が好きな私七生子が、読了本の感想など綴ってます。
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