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たらいまわし-本のTB企画 第40回「こたつで読みたい、バカバカしい本」

たら40前回に引き続き、たら企画に参加します。
記念すべき第40回の主催者さまは「一冊たちブログ」のタナカさんです。
今回のテーマは「こたつで読みたい、バカバカしい本」
このお正月に、こたつに入ってごろごろしながら読むのにふさわしいような、のんきで、バカバカしい本を挙げていただければと思います。

最近は「泣ける本」ばかりがちやほやされてるようですが、
「泣ける本」より「笑える本」のが、作家としての本領発揮で腕の見せ所、
作家の力量のほどが判るんじゃないか…とひそかに思ってたりします。
不覚にも涙させられてしまったという「泣かされてしまった本」は別として、
私も「泣ける本」より「バカバカしい本」「笑える本」の方が好き。
最近めっきり衰えてしまった記憶力と闘いながら、
お題に合う作品を挙げてみようと思います。

JUGEMテーマ:読書


4344013840有頂天家族
森見 登美彦
幻冬舎 2007-09-25
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つい最近読み終えたばかりで、まだくっきり覚えてるぞ!(笑)
京都の町を舞台に繰り広げられる狸と天狗と人間の三つ巴のコメディにして
毛むくじゃら一家の家族愛の物語でもある、荒唐無稽なホラ話です。
強烈なキャラクタによるストーリ展開もさることながら、
作者独特の語り口調や言い回しが物語にぴったり合っていて絶妙この上なく、
最初から最後まで、ケラケラ笑いながら読んでました。

最近めきめき人気急上昇中の作家なので、
この年末年始に読もうと思ってる人が実際にたくさん居そうですが、
物語的にも、年末年始に読むとしっくりくるかもしれません。
さりげなくリンクが仄めかされてたりするので、
事前に『夜は短し歩けよ乙女』、『新釈 走れメロス』を読んで
予習しておいた方が賢明かも。
『新釈 走れメロス』の表題作は、本家「走れメロス」を上手くアレンジした
京都の町を爆走する爆笑青春小説。読んで損なしの必笑本で、これもオススメ。

4048737449夜は短し歩けよ乙女
森見 登美彦
角川書店 2006-11-29
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4396632797新釈 走れメロス 他四篇
森見 登美彦
祥伝社 2007-03-13
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「こたつで読みたい、バカバカしい本」というお題を聞いたときに
まっ先に思い出したのが佐藤哲也『沢蟹まけると意志の力』だったんですが、
タナカさんがご紹介されているので、私は同じく佐藤哲也作品から
『ぬかるんでから』と『熱帯』をご紹介。

4167739011ぬかるんでから (文春文庫 さ 45-1)
佐藤 哲也
文藝春秋 2007-08
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『ぬかるんでから』の復刊&文庫化は、今年一番の快挙なんでは?
とにかく、突拍子もない発想力のバカバカしさに打ちのめされる本。
収録の「やもりのかば」がヴィジュアル的にも強烈で、オススメです。

4163232400熱帯
佐藤 哲也
文藝春秋 2004-08-25
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ストーリはあってなきがごとし。
創世記やら神話やら戦隊ものやら、ありとあらゆるものが詰め込まれ
それらすべてをパロディ化しながら「日本の夏」のうっとおしさを、
ひたすら表現しているゆるゆるで愉快なお話。
夏場に読んだらうっとおしさ倍増しそうなので
寒いこれからの季節に読んだのが、相応しい作品かもしれません(笑)。
個人的には枝葉の「プラトン・ファイト」「弁証戦隊ヘーゲリアン」にバカウケ。
場違いなほどにかーいらしい水棲人に、心臓を撃ち抜かれました(笑)。

クライマックスシーンの絵のバカバカしさで強烈なのは、
我孫子武丸『ディプロトドンティア・マクロプス』でしょうか。
ハードボイルドな探偵小説のはずだったのに、なぜこんなことに!(笑)
随分と前に読んだきりで詳細を忘れちゃったので、
ぜひ再読したいですね。あ、ちなみにタイトルの意味は「カンガルー」です。

406264889Xディプロトドンティア・マクロプス
我孫子 武丸
講談社 2000-06
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まだ買えるのかな?の浅暮三文『ダブ(エ)ストン街道』も同じ系列かしら?

4062738805ダブ(エ)ストン街道 (講談社文庫)浅暮 三文 講談社 2003-10by G-Tools


思いもよらない方向にぐわんぐわん引きずり回された挙げ句、
あれ?あれ?あれ?と戸惑っていると、ラスボスがあの人で、
とてつもなく脱力した記憶があります(汗)。
これを機会に、再読したいなー。
私にとってまさに「年末年始にこたつで読みたいバカバカしい本」になりそう。

ミステリなら、説明不要なバカミス中のバカミス、
蘇部健一『六枚のとんかつ』がありますよね。
何気に好きだったりするんだな、これが(笑)。
『六とん2』はイマイチバカバカしさが弾けてない気がしたので
『六とん3』に期待。未読なので、ぜひ読みたい!

4062731274六枚のとんかつ (講談社文庫)
蘇部 健一
講談社 2002-01
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そういえば私、『狼の一族』収録のラファティ「浜辺にて」を読んでバカウケし、
「ラファティ、好き好き♪大好き♪」
いかに好きかを再認識すると同時に、再読を誓って…そのままだった(汗)。
つい好き好きパワーで入手してしまった『悪魔は死んだ』に
久々の再読となる『九百人のお祖母さん』『どろぼう熊の惑星』、
積読中の『つぎの岩につづく』など、ぜひこの年末年始に読みたいですね。
中には「???」理解できない部分もあるけど、大好きです。

4152087870狼の一族
フリッツ・ライバー 若島 正 早川書房 2007-01
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4150111650つぎの岩につづく (ハヤカワ文庫SF)
R.A. ラファティ R.A. Lafferty 伊藤 典夫
早川書房 1996-10
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こそっと「ケロロ軍曹」も挙げてみたり(笑)。
今頃我が家では「ケロロ軍曹」の大ブームなのですよ。
私以外の家族みんなが(2歳児まで!)、激ハマっております(笑)。

4047133078ケロロ軍曹 (1)
吉崎 観音
角川書店 1999-12
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藤子作品の大ファンであるダンナが小ネタに反応してウケるのは判るんですが、
ガンダムですら見たことない長男が、
元ネタ知らずにハマってるのがなんか悔しいので、
私もこれから読んでハマるつもり。
って、本末転倒な気がしないでもないんですけどね(汗)。

(随分と前の「ダ・ヴィンチ」の特集で、バカバカしい本として
紹介されていたのが田中啓文の『蒼白の城XXX(トリプルエックス)』と
『慟哭の城XXX(トリプルエックス)』。
何がバカバカしいって、主人公がおバカすぎ(笑)。
ラストシーンは主人公のおバカ加減に、腰砕けましたわ(笑)。
SFなら、大原まり子&岬兄悟夫妻による「SFバカ本」シリーズもありますな。)

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author: 七生子
[たらい回し企画] | permalink | comments(8) | trackbacks(3)
 
 

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Comments:
トラバありがとうございました^^
やっぱモリミン(って今でも使われてるんでしょうか?)はいいですね〜。早く『有頂天家族』が読みたいです。他の作品にもリンクしてるんですか。なおさら楽しみ!
佐藤哲也はだいぶ以前にも七生子さんに薦めてもらってたんですよね。『イラハイ』が積読中です・・。『ぬかるんでから』読まなくちゃ!
>田中啓文の『蒼白の城XXX(トリプルエックス)』と
『慟哭の城XXX(トリプルエックス)』。
全然知らなかったです。興味津々・・。
comment by: 猫のゆりかご | 2007/12/19 5:20 PM
ご参加ありがとうございました。
最近の作家さんのことはぜんぜん知らないのですが、けっこう田中啓文さんを皆さん挙げられてますね。
興味が湧いてきました。

佐藤哲也さんは、「沢蟹まける」の芸風を維持してらっしゃるのですか。
それだけでも感動します。
しかも文庫になった作品もあるとは知りませんでした。

ラファティはいいですよね。
ときおり、むやみに読みたくなります。
どんな話だったか、一向に思い出せなかったりするんですが。
タイムマシンをつくった発明家の話は「つぎの岩につづく」だったような。
土地が谷間になっちゃった話はなにに収録されてたか。

おお、「六とん」も。
1巻だけ読んだことがあります。バカバカしくて、なんだかほのぼのしました。

我孫子武丸さんの本も読んだことがないので気になります。
いろいろご紹介いただき、ありがとうございました。
comment by: タナカ | 2007/12/20 2:19 AM
>猫のゆりかごさん
コメント&TBありがとうございます。

もりみんはやっぱりもりみんですよ(笑)。
もりみん作品だったら、どの作品を紹介してもお題にぴったりかもしれませんね。
「四畳半〜」もいい加減早く読んで、もりみんワールドの全体図を俯瞰したいです。
文庫落ちしたので、入手しやすくなったのが嬉しいですよね>『ぬかるんでから』。
私も『イラハイ』は未読なので、来年一緒に読みましょ〜(笑)。

まだラノベで書いてた頃の作品ですね>「トリプルエックス」。
先にこっちの作品を読んでたので、駄洒落小説家に
ものすご〜〜っく違和感を感じてしまいました(汗)。
comment by: 七生子 | 2007/12/20 8:36 AM
>タナカさん

素敵なお題を出していただいて、ありがとうございました!
田中啓文は…発表する作品ごとに雰囲気ががらり変わるというか
引き出しの多い作家だと思います。
せっかくなので、ぜひこの機会に!!

「沢蟹まける」とはまたちょっと違うんですが、
でもオンリーワンなところは相変わらずですよ(笑)。

そうそう、面白いんだけど意外と残らない笑いだったりしますよね>ラファティ。
と書いてるうちに、たまらなく読み返したくなってきました(笑)。
タナカさんが引っかかっている作品、読み返して見つけますね!

「六とん」は、そうは思っていてもあえて誰も言わなかったことを
堂々と言ってしまった潔さがありますよね(笑)。
機会があったら、我孫子さんの本もぜひ!

リンクの件、こちらからもよろしくお願いします。
以前のたら企画で「火浦功伝説」を紹介した記事を書いてました。

http://naoko1999.jugem.cc/?eid=569

完全版高飛びレイクを入手してるので、
来年は「ニワトリはいつもハダシ 両A面」と一緒に、読みたいです〜。
『狸御殿』もぜひぜひ!面白そう!
comment by: 七生子 | 2007/12/20 8:50 AM
隠れキリシタンという言葉があるように、「隠れ日本SF作家」というものが、出版業界には生息するそうです。

いにしえの70年代後半から80年代前半、今では信じられないことですが、SFと名がつけば、何でも売れる時代があった。
ブームだったのです。

今回のお題は、じつは「隠れSF作家」をあぶり出そうとするものかもしれませんw
火浦功、佐藤哲也、田中啓文といった人たちは、十代の頃がSFブームで、そのあおりを受けて作家になってみたら、ブームは去ってて、仕事がなかったw
だから、キャリアのわりに、作品数がじつに少ない。発表できる場所がなかったにちがいない。

SFといっても、隠れSF作家のSFは、科学や未来とはあまり関係がない。
SFブームでSFのすそ野が広がった結果、狭義のSFではとらえられない、はるかに広大な未知の文学ジャンルに触れかけていた…そんな可能性があるのかもしれません。

そういうことを今回のお題で思いました。

ケロロもまぎれもなく「隠れ日本SF」。
宇宙とかメカとかいったSFテイストとはべつに、じつは本当の「SF味」が隠されてて、おいしいのでありますっ。
comment by: overQ | 2007/12/20 8:42 PM
森見登美彦、ほんとうに最近人気急上昇中ですね。逆に熱が冷めちゃった感じで『有頂天家族』は未読なのですが、『夜は短し歩けよ乙女』はやっぱり素晴らしいと思います。
『新釈 走れメロス 他四篇』は、かなり笑いが抑えめで、これも悪くなかったんですけど、この人はやっぱり妄想力全開の方が楽しいですね。

ラファティは僕も大好きです。
この人の発想はもの凄くて、ときどき突き抜け過ぎて、どこがおかしいのかわからなくなるぐらいおかしくなっちゃうのが、たまにきずですが。『九百人のお祖母さん』は、今でも時折読み返しますね。
CGが発達して、どんなSF作品でも映像化可能になった、とか言われますけど、ラファティの作品だけは映像化不可能じゃないかと思っています。
comment by: kazuou | 2007/12/20 10:53 PM
>overQさん

お返事が遅くなってしまって、ゴメンなさい!
そしてコメントありがとうございました!

「隠れ日本SF作家」って何ですか!面白すぎますわ(笑)。
この名前が挙がった火浦功、佐藤哲也、田中啓文の3人とも
だいたい同世代ですもんね。
overQさんのおっしゃること、ごもっとも!
ただ火浦功の場合は、好き好んで書かなかった気もしますが(笑)。

この年末、「ケロロ」に隠されたSF味を、
ほじくり出して味わいたいのでありますっ
!(笑)
お好きなんですね!きゃは。
overQさんて、本当に守備範囲が広くていらっしゃる!!
comment by: 七生子 | 2007/12/25 10:52 AM
>kazuouさん

コメントありがとうございます♪
お返事が遅くなっちゃって、ゴメンなさい。

なぜにここまでウけるのか、私も不思議に思うところではありますが
(熱が冷めちゃったというの、判ります)
面白いものは面白いのです。
既出作品とのリンク探しも楽しいし、何よりもあの独特の語り口調が
これ以上ないというほどハマっているので、一読されるだけの価値があると思います>『有頂天家族』。

ラファティ、おんもしろいですよね。
ただ、手放しで絶賛できないあたりの事情を
kazuouさんに的確に表現していただいて、とても嬉しいです。
(だからこそ、ぴったりくる作品では、どっかーんと笑っちゃうんです)
この年始に、ぜひとも読み返したいです。
そういう意味で、とても素敵なお題でした。
comment by: 七生子 | 2007/12/25 11:09 AM
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