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上橋菜穂子『虚空の旅人』

4035402702虚空の旅人 (偕成社ワンダーランド)上橋 菜穂子 偕成社 2001-07by G-Tools

新ヨゴ皇国の皇太子チャグムは、新王即位の儀式に招かれてサンガル王国へ。ところが儀式の最中に新王が殺され、チャグムたちは陰謀に巻き込まれていく…。「守り人」シリーズの外伝。

本当に「守り人」シリーズ外伝なの?
今までのバルサ三部作を踏まえた上で、バルサからチャグムへと主人公を変えて新シリーズがスタートした、あるいは新たな物語のプロローグを読まされたという印象が強い。


JUGEMテーマ:読書


物語の舞台は、新ヨゴ皇国を南下したところにある海洋王国サンガル王国。
山国が舞台だった今までの三部作から一転、太陽の陽射しが眩しい明るい雰囲気だ。
ただし内容は、南の驚異であるタルシェ帝国の思惑が絡み、かなりきな臭い。
(新ヨゴ皇国が建国したそもそもの原因が、ここにきて物語の伏線になっているなんて!なんて緻密に構築されている世界観なんだろう!脱帽です、ぺこり)

とにかくチャグムの成長ぶりに驚かされる。
バルサとの出会いが、皇太子であるチャグムに及ぼした影響って計り知れないのだなあと、自分の信念に基づいて行動するチャグムの姿を見て、つくづく実感した。

また「人類学者=上橋菜穂子」の面も堪能できる1冊かと思う。
物語の中に「ラッシャロー」と呼ばれる海の民の生活、経済、世界観が織り込まれていることに、とてつもない魅力を感じる。
民族ごとに少しずつ語られ方に違いはあるけれど、
この世界と重なるもう一つのあちらの世界の存在が、この物語でも重要な役割を果たしている。
もう!!こーいうディテールの細かさがたまんないですねえ。くらくらしちゃう。

で、次は待ちに待った第2部開始で、『神の守り人』である!
バルサが主人公なのかな?それともチャグムが主人公?
すっごく気になる気になるぅ。

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author: 七生子
作家あ行(上橋 菜穂子) | permalink | - | -
 
 

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本を買うのも読むのも借りるのも大好き!
とにかく本が好きな私七生子が、読了本の感想など綴ってます。
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